処夏。今日はちょっとだけ、暑さが和らいでいたような日中でした。
午後のニュースに衝撃。今日、死刑執行がありました。長勢法相が就任してから、10人の死刑囚が絞首台の露と消えたことになります。そのハイペースさに驚かされます。でも、死刑囚は減少よりも増加の一途をたどるばかり...死刑といえば、中国で麻薬密売の罪で捕まった日本人の死刑が確定したとか。悪いことをしたとはいえ、異国で刑死しなきゃならないなんて、悲惨すぎます。来月に予定されている、光市母子殺人事件の公判の行方も気になるところです。今度こそ傍聴できれば、と思っています。
話はガラリと変わって。ぎゃぼ世界競泳、北島康介1位!やったねコースケったら、ますますムッチムチ(ムキムキではない)になって、セクシイに鋭い目も好き~大したことないくせに分不相応に過大評価されて、態度も発言もNANISAMAな連中は失笑ものだけど、ホンモノの実力を備えたコースケみたいな男のNANISAMAムードには、ひれ伏して萌えてしまう私です。北京五輪も頑張れコースケ!くれぐれも、ダンボール肉まんとか食わないようにね~!
お松の第2回独り華流男前映画祭④
「エンター・ザ・フェニックス」
スティーブン・フォンの監督デビュー作。
マフィアのボスが他界。幹部たちは、行方知れずだった一人息子ジョージを探し出し、後継者として擁立しようとする。ゲイのジョージは、黒社会に憧れていたルームメイトのサムに乞われるまま、お互いの身分を入れ替え香港に戻るが...
面白かったです!往年の、Mr.ブーとかジャッキー映画っぽい、愉快な香港コメディでした。ほんと、香港人のオーバリアクションって、見ていて楽しいですよね。
黒社会+ゲイというのが、ユニークな発想と着眼点。でも、やくざと同性愛って、不思議とマッチする組み合わせ。血の気が多い熱い野郎どもの義理人情って、精神的には恋愛に近いものがあるような。それを男前な俳優たちが演じている多くのマフィア・やくざ映画には、決まって同性愛的ムードが色濃く漂っています。
ゲイの言動や性癖を、思いっきり茶化したシーンの数々に、爆笑させられます。ちょっと悪ノリが過ぎて、ホンモノのゲイの方々には、バカにしてると怒られそうだけど。
スティーブン・フォンの記念すべき監督デビューを祝すように、豪華なメンバーが集結しているのも、この映画の魅力です。
ジョージ役は、彦ことダニエル・ウー。
めっちゃ男前~悪い男役も似合うけど、彦の魅力が最高に輝くのは、ひょっとしたらゲイの役かも?その美麗な風貌と色気は、男も女も関係なくトキメキ&欲情でメロリンキュ~にしてしまいます。この映画の彦を見て私、思った。「禁色」の悠一が、ここにいいる!と。あらためて、悠一を演じることができるのは彦しかいない!と確信しました。三島由紀夫が健在だったら、きっと彼も彦にビビビ!ときたはず。
ゲイの役だけど、あんまりゲイゲイしくはなく、優しく繊細な青年って感じの彦。時々、カマっぽい仕草したりするけど、男らしさは隠せない。その点、やっぱレスリーはリアルだったよなあ。
それにしても。彦みたいなゲイがいたら、マジで罪作りだよ。恋したら、女にとっては悲劇だもんね。
優しいけど、いざという時には頼もしい彦が、超カッチョE個性的な俳優に囲まれた彼は、何だろう?そう、珍奇で面白い植物の中に凛と咲く、一輪の艶やかな黒い薔薇って感じ?手折ってみたい...
sweetな彦だけど、おバカはほとんどせず、エロ脱ぎは皆無だったのが、ちょっと残念。
監督のスティーブン・フォンが、造反するマフィア役で出演。
彼だけ徹頭徹尾、シリアス調。なかなかカッコいい役でした。顔は岡本健一みたいで(しつこい?)可愛いけど。彦に勝るとも劣らぬ、彼の身体能力に感嘆!ラスト近くの、彦vsスティーブンの死闘は、まさに香港アクション映画の真髄!な迫力&鮮やかさでした。二人とも、スゴいなあ。日ごろから鍛錬してるんだろうなあ。こーいうことのできる俳優、日本にはいないもんなあ。
人気スターの監督作というと大概、僕ってホントはこんなに感受性があるんだヨ!なゲージュツ系なのに、スティーブンはアクション喜劇という香港映画の伝統的十八番を、忠実に誇りをもって踏襲しているようで、好感を抱かずにはいられません。
ニコ主演の「ティラミス」でもいい味を出してたイーソン・チャンが、サム役。顔同様、濃いアホバカっぷりで笑えます。でも、よく見たら彼、結構男前?劇団ひとり+宮迫+松嶋なな子の亭主、みたいな?
幹部の親子役、ロー・カーイン&チャップマン・トウが、ナイスなコンビネーション。
相変わらずアホなチャップマンが可愛いサムをボスの息子と思い込んでる初対面シーンで、サムにフェ○チオを要求されたと勘違いして、半泣きでサムの股に顔を近づけていくチャップマンと、息子よ!耐えよ!なロー・カーインの無念そうな顔、大笑いでした。
カレン・モクも珍演。彼女が、実生活ではスティーブンの恋人だと最近になって知りました...紅一点が、ヘンに可愛く美人なだけの女優ではなく、彼女みたいな個性派ブスカワ系だったのも、いい感じ。
あと、オカマのマッサージ師が強烈。スティーブンの手下が、ワイルドなイケメンだった。チャップマンとの日本語対決?が笑えた。マッサージ師に食われちゃうのが哀笑。
カメオ出演者も、ニコラス・ツェーとサム・リー、ユン・ピョウとゴージャスな面々。
イキがってたカッコつけチンピラのニコが、仕置きで自慢の蛇の刺青を○ン○の刺青に替えられて、ピーピー泣く姿がアホすぎ!サム・リーは、彦に色目使ってカレン・モクとメンチ切り合う口の悪いオカマ役で、ちょこっとだけ登場。ユン・ピョウは、彦の父役。「玻璃の城」でのレオン・ライ以上に、に、似てねぇ~!彦のパパなら、やっぱアンディ・ラウだと思うけど。
そして!ラストにはまた、あの超大物スターが登場!この映画も、彼のプロデュースとか。スティーブン・フォンって、ほんと香港映画界で愛されてる存在なんですね。
同い年の仲良しさん、彦&スティーブン。ルックス良し、頭良し、演技良し、演出も良し、と非の打ち所がない男たち
午後のニュースに衝撃。今日、死刑執行がありました。長勢法相が就任してから、10人の死刑囚が絞首台の露と消えたことになります。そのハイペースさに驚かされます。でも、死刑囚は減少よりも増加の一途をたどるばかり...死刑といえば、中国で麻薬密売の罪で捕まった日本人の死刑が確定したとか。悪いことをしたとはいえ、異国で刑死しなきゃならないなんて、悲惨すぎます。来月に予定されている、光市母子殺人事件の公判の行方も気になるところです。今度こそ傍聴できれば、と思っています。
話はガラリと変わって。ぎゃぼ世界競泳、北島康介1位!やったねコースケったら、ますますムッチムチ(ムキムキではない)になって、セクシイに鋭い目も好き~大したことないくせに分不相応に過大評価されて、態度も発言もNANISAMAな連中は失笑ものだけど、ホンモノの実力を備えたコースケみたいな男のNANISAMAムードには、ひれ伏して萌えてしまう私です。北京五輪も頑張れコースケ!くれぐれも、ダンボール肉まんとか食わないようにね~!
お松の第2回独り華流男前映画祭④
「エンター・ザ・フェニックス」
スティーブン・フォンの監督デビュー作。
マフィアのボスが他界。幹部たちは、行方知れずだった一人息子ジョージを探し出し、後継者として擁立しようとする。ゲイのジョージは、黒社会に憧れていたルームメイトのサムに乞われるまま、お互いの身分を入れ替え香港に戻るが...
面白かったです!往年の、Mr.ブーとかジャッキー映画っぽい、愉快な香港コメディでした。ほんと、香港人のオーバリアクションって、見ていて楽しいですよね。
黒社会+ゲイというのが、ユニークな発想と着眼点。でも、やくざと同性愛って、不思議とマッチする組み合わせ。血の気が多い熱い野郎どもの義理人情って、精神的には恋愛に近いものがあるような。それを男前な俳優たちが演じている多くのマフィア・やくざ映画には、決まって同性愛的ムードが色濃く漂っています。
ゲイの言動や性癖を、思いっきり茶化したシーンの数々に、爆笑させられます。ちょっと悪ノリが過ぎて、ホンモノのゲイの方々には、バカにしてると怒られそうだけど。
スティーブン・フォンの記念すべき監督デビューを祝すように、豪華なメンバーが集結しているのも、この映画の魅力です。
ジョージ役は、彦ことダニエル・ウー。
めっちゃ男前~悪い男役も似合うけど、彦の魅力が最高に輝くのは、ひょっとしたらゲイの役かも?その美麗な風貌と色気は、男も女も関係なくトキメキ&欲情でメロリンキュ~にしてしまいます。この映画の彦を見て私、思った。「禁色」の悠一が、ここにいいる!と。あらためて、悠一を演じることができるのは彦しかいない!と確信しました。三島由紀夫が健在だったら、きっと彼も彦にビビビ!ときたはず。
ゲイの役だけど、あんまりゲイゲイしくはなく、優しく繊細な青年って感じの彦。時々、カマっぽい仕草したりするけど、男らしさは隠せない。その点、やっぱレスリーはリアルだったよなあ。
それにしても。彦みたいなゲイがいたら、マジで罪作りだよ。恋したら、女にとっては悲劇だもんね。
優しいけど、いざという時には頼もしい彦が、超カッチョE個性的な俳優に囲まれた彼は、何だろう?そう、珍奇で面白い植物の中に凛と咲く、一輪の艶やかな黒い薔薇って感じ?手折ってみたい...
sweetな彦だけど、おバカはほとんどせず、エロ脱ぎは皆無だったのが、ちょっと残念。
監督のスティーブン・フォンが、造反するマフィア役で出演。
彼だけ徹頭徹尾、シリアス調。なかなかカッコいい役でした。顔は岡本健一みたいで(しつこい?)可愛いけど。彦に勝るとも劣らぬ、彼の身体能力に感嘆!ラスト近くの、彦vsスティーブンの死闘は、まさに香港アクション映画の真髄!な迫力&鮮やかさでした。二人とも、スゴいなあ。日ごろから鍛錬してるんだろうなあ。こーいうことのできる俳優、日本にはいないもんなあ。
人気スターの監督作というと大概、僕ってホントはこんなに感受性があるんだヨ!なゲージュツ系なのに、スティーブンはアクション喜劇という香港映画の伝統的十八番を、忠実に誇りをもって踏襲しているようで、好感を抱かずにはいられません。
ニコ主演の「ティラミス」でもいい味を出してたイーソン・チャンが、サム役。顔同様、濃いアホバカっぷりで笑えます。でも、よく見たら彼、結構男前?劇団ひとり+宮迫+松嶋なな子の亭主、みたいな?
幹部の親子役、ロー・カーイン&チャップマン・トウが、ナイスなコンビネーション。
相変わらずアホなチャップマンが可愛いサムをボスの息子と思い込んでる初対面シーンで、サムにフェ○チオを要求されたと勘違いして、半泣きでサムの股に顔を近づけていくチャップマンと、息子よ!耐えよ!なロー・カーインの無念そうな顔、大笑いでした。
カレン・モクも珍演。彼女が、実生活ではスティーブンの恋人だと最近になって知りました...紅一点が、ヘンに可愛く美人なだけの女優ではなく、彼女みたいな個性派ブスカワ系だったのも、いい感じ。
あと、オカマのマッサージ師が強烈。スティーブンの手下が、ワイルドなイケメンだった。チャップマンとの日本語対決?が笑えた。マッサージ師に食われちゃうのが哀笑。
カメオ出演者も、ニコラス・ツェーとサム・リー、ユン・ピョウとゴージャスな面々。
イキがってたカッコつけチンピラのニコが、仕置きで自慢の蛇の刺青を○ン○の刺青に替えられて、ピーピー泣く姿がアホすぎ!サム・リーは、彦に色目使ってカレン・モクとメンチ切り合う口の悪いオカマ役で、ちょこっとだけ登場。ユン・ピョウは、彦の父役。「玻璃の城」でのレオン・ライ以上に、に、似てねぇ~!彦のパパなら、やっぱアンディ・ラウだと思うけど。
そして!ラストにはまた、あの超大物スターが登場!この映画も、彼のプロデュースとか。スティーブン・フォンって、ほんと香港映画界で愛されてる存在なんですね。
同い年の仲良しさん、彦&スティーブン。ルックス良し、頭良し、演技良し、演出も良し、と非の打ち所がない男たち