意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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日本の病理  1 変化強迫症

2010年02月02日 | スタンス
相撲協会の理事長選挙が行われ、貴乃花親方が当選した。

・・・・・。
興味がない赤熊にとって、どうでもいい話。

でも、改革を謳う貴乃花親方は善で、
それを良く思わない相撲協会側は悪・・・。

といった論調で報道するのは、見ていておぞましく感じる。
総選挙でもそうだった。

変化を訴える民主党は善、
そうでない自民党は悪。

他にも探せば色々あるよね・・・。
ただ、そこにあるのは変わらなければならないという、勝手な思い込み。
それなので、どう変化して良いのかも明確ではないのだ。

日本人の中には、変わらないといけないという強迫観念があるように感じる。
ただ問題は、所詮、『観念』であって、『意思』ではないということ。
だから『どのように変わらないといけないのか?』がスッポリと抜け落ちているのだ。
少しでも変化というものを考えれば、正しいとも、間違っているとも、良いとも、悪いとも判断できない『もの』であることに気付くはずなんですけどね・・・。

さらに問題なのは、『自分』ではない『誰か』が変化すれば良くなると考えている節がある点だ。
甘えだろう、そんなものは・・・。
他人が、自分で何もしないのに、自分に都合よく、変わってくれるわけがない。

ついでの問題点を指摘しておくと
日本人の多くは変化しないことも『変化』であることを理解できていない。
『維持』と言うのは、放置すれば『変わる』のだから、『維持』しないといけないわけです。
退化が進化の一形態であることと同義なのです。

こんな強迫観念だけで、変化しようなど愚かな極みです。
だから、煽動者であるマスコミは楽に仕事ができるのでしょうけどね・・・。

妄想空間にいる人間にこんなこと言っても せん無きことだと思うが、
いいかげん目を覚まして欲しい。

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