意外と社会派(予定)

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提言  21  デフレ対策、習い事に控除を

2009年12月13日 | 提言
景気対策・デフレ対策は どうすべきなのでしょう?
ネット上の方々で景気対策が論議されています。

政府紙幣の発行とか、
無税の相続が可能な国債の発行とか、
マイナス金利にすればよいとか、色々。

『お金の神様』こと 邱永漢 氏によれば、家の広さを2倍にすれば良いらしい。
家が2倍になれば、タンスや収納も2倍になり、その空いているスペースを埋めるために物を買うはずだと。
まことに氏らしいジョークである。

それはさておき、どれもこれも内需拡大や消費することにより、景気を良くし、デフレを脱却する・・・というのが共通点というかオーソドックスな方法です。
というか上の方法、ハイパーインフレを引き起こすようなものが多い気がしますので、オーソドックスに内需拡大策をさせないといけないと思います。
内需を拡大させる方法を色々考えたんだけど、モノを買ったら減税でも良いけど、日用品などでは意味ないし、高級品は需要がね・・・そもそも低い。

でも、1つだけ思いつきました。
生け花でも、お茶でも、水泳でも、格闘技でも、スポーツでも、学習塾でも何でも良い、『習い事』をしていたら、その月謝分を控除すれば良いと思います。
これにはメリットは多大にあると思います。

1.雇用が増える
新たな起業チャンスですし、
需要が多くなれば教える人も増えるし、空店舗も減るね。

2.日本人のポテンシャルが高まる
そりゃそうだよね。
習い事でスキルや知識がつくんだし、高い能力を持った人間が生まれるかも?
そこまで行かなくとも、多角的にものを見れる人間が増えると思います。

3.永続的な産業
基本的に知識や技術を教えるんですから、人が生まれる限り、新しい人が出てきますので次々と教え続けることができます。
情報産業(?)の強みですね。

4.即戦力
ビジネススクールなども控除対象にすれば、学生に教育を施すこともできます。
もちろん控除対象者は親でしょうけど、こうやって学生が使える人間になれば企業にとってもベターです。

5.パイが大きくなり、消費も増える
絵を習うにしても画材が必要だし、料理なら調理道具が必要。
今までやってこなかった人たちが増えるのだから当然、市場が大きくなります。
別のところのマーケットが小さくなるかも(?)ですが、貯金よりはマシです。
景気刺激策なんですから。

6.一流の輩出
ピアノとか、バレエとか、テニスとか、何でもですけど、一流と言う人物を排出するためには それらをやっている人間の数が絶対的に必要なのです。
数gのダイヤを得るために何百tの岩を砕かないといけないのと同じことです。
子供達の多くが習うことで世界的に通用する人間が出ると思います。
それに関わる人数が多くなればなるほど、一流が出てくる確率も高くなるわけですので、見過ごせない大きなメリットだと思います。

7.新たなコミュニティ構築
生徒と先生と1対1ということも少ないでしょうから、自然と知り合いの数が増えて行きます。
思いがけない異業種交流にもなるかもね。
もしかしたら、出会いの場にもなって少子化も防げるかも?
そこまでは期待しないまでも、会社以外の人間と喋らないとかいった事態は防げると思います。
孤独ってのが、人を暴走させる要因でもありますから。

・・・とまぁ、色々ありますね。
日本の将来性を思えば、結構、良いでしょう?
ちなみに補助金にせず、控除といってるのは不正を難しくするためです。
補助金だと名前貸しとかの水増しをしやすいですから。
控除もできないわけではないけど、ひと手間ですよね。

で、問題はデメリット。
国家財政・・・つまり財源。
いくらかかるでしょうね・・・。
効果がある減税額を考えると最低でも3~4兆円くらいは必要かな?(要検討)
ちーん。
どうしよ・・・。
習い事トラブルが起きないように、資格制(控除を受けられる条件をつける)にして、数年に一度、更新させるときに数万円程度の更新料をとり、補うとか?
・・・事務費用くらいなら、賄えるくらい?

でもまぁ、景気対策として毎年10何兆も補正予算出してるくらいだからそれから比べれば、安いででしょう。
景気も良くなると思うし、資源がないこの国にとって、人を資源と捉え教育を施して行く必要がありますので、検討に十分に値するものだと思います。

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