意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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提言  118  組織選挙制

2016年08月04日 | 提言
東京都知事は小池氏に決まりました。
あまり期待できそうにない人に決まりましたが、得票数を見ると人気順というか知名度順といった感じですね。
まぁ、だから野党らは鳥越氏を担ぎ上げたのでしょう。

それはともかくとして、小池氏に限りませんが『○○氏の何(どんな政策)がよくて票を投じたのか?』と問われて、答えきれる有権者ってどのくらいいるのかが気になりますね。
理路整然と他の候補者のと違いを述べて、故に○○氏が良い!!・・・などと、答えきれる人はほとんどいないと思います。

最もこれは東京都知事選だけじゃなく、選挙全般で言えることですけど。

先の参議院選挙でも有名人候補なんてたくさんいましたし、そしてそういう人たちが当選するわけです。
だからこそ無くならないわけで・・・というか、だからこそ政党は有名人を擁立するわけで、戦略上、当然のことですね。
まぁ、見ず知らずの人より知ってる人の方が良いというのはわかりますけど、要するに有権者―――この場合、一般人というべきですが―――の政治意識なんて内容ではなく知ってるかどうかであって、その程度なんですよね。

別に有名人候補がダメではないのですけど、一番の問題はそれでは政治の質が担保できてないことです。
質が悪ければいくら選挙をしても無駄ですから。

で、どうやったら質が上がるかを考えると・・・やっぱり議論や討論なのですよね~。
政治家やその候補者にあって言葉を交わしたり、隣近所の人と政治の討論などをして理解を深めることにより質が上がるのですが・・・有権者はそんなことしませんよね。
常日頃、隣近所の人と政治について話し合うなんて面倒くさいし、可笑しな人と思われるし、面倒な人と思われるわけです。

本来ならそうあってはならないわけなんですが・・・・・。
強制的にでも政治について話し合いをさせるべきですね。
それが民主主義のありかたです。
・・・・・物理的にも時間的にも気分的にも難しいですけど。

なら、みんながみんな、やらなきゃいいんじゃね?

現状、それをしなければならないのは全員に選挙権があるからです。
ということは選挙権がなければしなくてもいいよね。

というわけで、今回の提言普通選挙をやめよう!!

ただ単純に廃止しては問題を起きるのは明白ですので、色々と考えなければいけませんね。
テストして受かった人だけ選挙権を持てるように・・・・というのも考えましたが、それは何も知らない馬鹿が排除されるだけで、それが質が良くなるという意味じゃないです。

となると・・・・・きちんと政治について考えてる人、有識者を代表者を決める方法ですかね。
アメリカの大統領選挙の予備選みたいに。
予備選挙は、有権者が支持を支持を宣言している代議員に投票する間接的な方法ですけど、現状の日本よりマシでしょうがこの方法も人気投票にならざるをおえないでしょうね・・・。

う~ん・・・・難しいねぇ。
そもそも選挙権がなかった時代、無かったからと言って選挙運動ができなかったわけじゃないです。
そういう人は選挙権を持ってる人・・・金持ちっつうか、地主かなんかに陳情してたわけですよね。
フム、自分の名前さえ書けない人が多くいた時代ですので参考にもなりにくいですけど、意外とこういう方が良い気もします。

政治組織というより、有権者の集合体というべきかな?
そういった組織を作り、その代表者に所属する有権者にかわり投票させる。
集団に100人いるなら100票、500人いれば500票分の投票権を代表者に与え、投票させれば良い・・・・・要するに、選挙を組織票だけにするってことです。
所属しない人は投票権なしでいいと思いますし。

組織票が問題となってますが、所属する組織への利益誘導こそが政治の本質でありますから別に悪いことではないと思います。
今よりはるかに解りやすいのですし。
政治組織を見れば、どういう主張をしてるのか一目瞭然になりますから、政治家も政策を作りやすいしね。

また、最終的な結論出し方など・・代表者が独断で決めるか、話し合って多数決にするかは各組織に委ねていいと思います。
代表者が誰に投票したかだけを公表すれば問題でしょうし。
それでも問題が起きたら問題が起きたことを『議論』すればいいわけですから。

組織の最低人数と、どこに誰が所属してるのかの把握、鞍替えの仕方などさまざまな問題もあるでしょうけど、少なくとも議論を成したうえでの結論での投票行為となりますから今よりずっとましになるのではないかと思います。


2016.08.08  わかりづらかったので補記訂正あり

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