意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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提言  50  観光立国を目指すなら、景観法を制定せよ!

2010年06月23日 | 提言
昔からある主張なのだが、経済政策の一環として日本を観光地化させようという試みがあります。
海外から人を呼び、お金を使ってもらう・・・このこと事態に大きな間違いではないが、そのためには日本の都市景観を整備しなければならないだろう。
そういう行動もせず、せいぜいPR用のCMを流そうって言うことしか言わない人たちって、いったい・・・。

観光とは、光を観る・・・文化の光を観るという意味なのだ。
日本の都市を見回して、文化だといえるだけの街並みを有しているだろうか?
一切していないのである。

観光地化している都市でも、景観を守っているとは到底いいがたい。
景観を壊す建物が平気であるし、無駄に目立つ看板も多い。
これが地方の中小都市になると、見るも無残。
無秩序に、思い思いの建物を建てているのである。
だから、どこの町にいっても同じようにしかうつらない。
特徴がないのである。
これで海外の人間が、もう一回来たいと思うだろうか?
赤熊なら思わないです。

日本では個人が優先され、景観などの公共性って意識されないのが原因だよね・・・と思いつつも金のために海外から観光客を呼びたいのなら、それなりに街を整備する必要があると思う。
まぁ、普通に暮す分には、思い思い建物を作って目立つ看板を立てた方がいいんだけどね。

だからこその今回の提言!!
景観法を作れ!!です。
要するに、建築物を建てるときに制限をかけようって話です。
観光立国を目指す・・・のならですけど。

日本の地方都市にも街のシンボルになる建物って意外とある。
赤熊が住んでる街にも、古くて大きな神社はあるし、隣の街に行けば大正時代のモダンな建物もチラホラと残っている。
あまりにもチラホラし過ぎて観光にはならないが、これらの様式で統一した街並みを作れば、人を呼び寄せることはできると思う。
看板1つとっても、無骨な、それで存在感のある看板(それが看板の意義なのだが)で、景観を壊しているのを止めればスッキリするしね。

強制的に作らせないよう規制するのが望ましいが、そうすると国民的な同意が得られるのに何年もかかるでしょうね。
成立したとしても司法で覆る可能性も高いでしょうし・・・。

だとしたら、間接的に進める必要があると思います。
やるとしたら固定資産税の減税かな?
街並みに合致している建物と認定されれば、固定資産税の税率を引き下げる・・・とかをすると、これから建てる建築物は、決められた様式に自然となっていくでしょう。
景観として見れるには最低でも20年近くは必要だと思いますが・・・。

とはいえ、動かないと始まらないのですから、先ずは景観法を制定し、その地域の景観様式を決め、それから減税。
厳しい景観規制を加える。
・・・観光地化してしまえば、住民の飯のタネにり、反対もなくなるでしょうから可能だと思います。
こうしたプロセスになるでしょうね。

ザッと30年はかかるね。
即効性のある経済対策には、ならなそうです。
経済対策とするには無理っぽそうだけど、将来的なことを考えると法案成立させた方が言いと思います。

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