意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

2万6000円の子供手当て

2009年07月20日 | 政治
2万6000円の子供手当てってどう思います?

赤熊はいいから死ねよ!!って思います。
しかし、これで民主党には国家戦略がないことが、ご理解できたと思いますね。

なぜなら、これには5兆8000億円(※)の予算が毎年必要との事。
これほどの巨額の予算を毎年拠出するのに、未来を全く感じないのだ。

これを少子化対策だと勘違いしている人も多い。
少子化対策ではないことは明白です。
なぜなら、これで出生率がどれほど上がるかという試算すらしていないから。
不思議でしょう?
それは少子化対策ではないからです。
それに女性が「お金があるから子供を生むのか?」という問題もある。
日本が今より遥に貧乏だった昔の方が子供数が多いんです。
つまり、出生率は貧しいほうが高いんですよね。
その辺りを考えると、漫然とした支援は確実にマイナスに働くと思います。

それからもう一つ『子供を生めば良いというわけではない』ということ。
きちんとした教育と子育てが必要なのです。

そういった意味で子育て支援でもない事が判ります。
民主党はどういう子育てを望んでいるでしょうか?
日教組の言う通り?
さすがにそれはまずいでしょう。

そこはさておき、
現実問題として、子育てで一番お金がかかるのは高校・大学生の時期です。
「お金をやるから子供を好き勝手生み、育てろ」では、
あまりにも無責任だし、最初からバラ撒くだけで、考える気などないわけです。

赤熊に同じ予算を任せられたとしたら、子育て支援ではなく奨学金にします。
つまり、お金が一番かかる高校生、大学生への支援にしますね。
それも、年に2度程テストを行い、上位3分の1程度に給付するとするだけで、
人口から考えても、月に15万円以上を給付できます。
これなら生活もできますし、2万6000円なんて、けち臭い事言わずにすむのです。

また、成績でランク付けをし、
最優秀ランクなら給付、
優秀ランクなら無利子で貸与、
優ランクなら、有利子で貸与・・・と細かくランク付けをすれば、
少し頭が悪くて貧乏でも、努力しだいで教育の機会を受けられますし、上位のランクになろうという励みにもなります。
それに、今あるシステムと統廃合すれば、毎年5兆円もいらないですね。
予算削減さえ可能です。

こうやって、優秀な人間を育て、次世代の活力になってもらい、国を発展させる。
漫然と配るのではなく、
将来性まで考えるのが国家戦略であり、国会議員の役割です。
多額のお金を使う扱う以上、責任は重大なのです。

上の案はもっと煮詰めないといけませんが、民主党案ではただのバラマキだと言うことがよく解るでしょう。
自民党に対してバラマキだと批判しておいて、自らバラマキを行う。
この2枚舌には驚き、呆れ果てます。
自分達は許されると思っているのでしょうか?
だとしたら、とんだ恥知らずですね。

馬鹿にお金をいくら出しても、十分なリターンを得られにくいです。
全員にいくら配っても、共倒れでしょう。
どんな未来があると言うのでしょうか?
馬鹿の粗製乱造など、勘弁してほしい。

正直、素人の赤熊にも負ける国家戦略のプロならいらないですね。
即座に消滅して欲しいです。

※訂正・現時点での予算予測は5兆3000億円だそうです。