意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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都議選とは何だったのか?

2009年07月19日 | 政治
都議選があり、もはや忘れられた話でもあるが、総括しておく必要があると思う。

結論から言ってしまえば、
日本国民が愚民だったと言うことが分かっただけである。
少なくとも、東京都民は愚民だったと言えるだろう。

言い過ぎだといわれても、否定できる人は少ないと思う。

なぜ、この結論に達したのかというと、
共産党が議席を大きく減らしたことで分かりました。

都議選の争点は
① 築地の移転問題
② 新銀行東京の問題

この2つだろう。
民主は2つとも反対ではあるが、
この2つを争点とし、反対と考えるのであらば共産党にするべきなのである。
又は、白票である。

民主党は、この2つ争点にできていないか、ずれてしまっているのである。

①の築地の移転は、手狭な築地が今後、運営ができるのかの問題である。
正直な話、移転しなければ、やっていけないと思う。
築地は、古く、旧式で、手狭なのだ。
それゆえの移転なのであって、移転せず修復と言うのは、やはり難しい。

民主党は『強引な移転』と評しているが、移転しないのか?
しないのならば、しない計画書を出すべきだが、正直、期待できない。
築地は市場であって、効率的な運用ができなければ、変更する必要があるのだ。
あくまで効率という『商い』の話なのである。
移転に合理性があるのは明白なのだ。
そもそも、食べ物を扱うところで、進行形で工事などして欲しくはない。
一体、何年かけてするつもりなのだろう?

立地条件などで争わなくてはいけないのに、移転しないことを選ぶのはの本末転倒なのだ。
まだ、仮移転して、その間に築地を整備しますと言ってくれた方が争点になる。
移転反対では、政治の争点ではなくなってしまうのだ。

②の新銀行東京の話、
民主党は反対しているようだけど、この銀行の設立に民主党は賛成したんだよね。
経営が厳しくなったから反対?
赤熊的には無責任 極まりないと思います。
もちろん修正することに異論はない。
異論はないが、節操なしだと感じる、今赤字なら黒字にする案を出すべきだった。
また、この銀行に融資を受けている中小企業がたくさんある。
撤退するならば、その人たちをどうするのかが、争点のはずである。
民主党は、そのあたりがはっきりとしない。
退くも地獄、進むも地獄のような気もするが、四半期で黒字になったとの事。
まだ予断は許せないが、上向きになりつつあるようではある。
ということは、撤退は難しいだろう。
築地の問題にしても、銀行にしても、どう対応するのかわからないのだ。

さてさて、この2点を反対するというから民主と言う人もいますが、
反対なら、自民でもなく、民主でもなく、共産党に入れるべきだったんです。
共産党は初めから反対し、その主張は変わっていません。
顔を見るだけで嫌だと言う人もいるかも知れませんが、主旨貫徹はしています。
共産党アレルギーは分かるが、政治は政策を語らなくてはならない。

上の2点のずれてはいるが、一応、争点であったのです。
ただし、自民・民主VS共産であったのですが・・・。
でも、共産党は議席数を減らした。
つまり、政策ではなく雰囲気でしか都議選を見てない愚民だったって事です。
4年前も今回も都民は何も考えていなかったということでしょう。

結局、今回の都議選は、
都政を決める権利を、マスコミに踊らされ、国政に使う愚挙を行ったわけです。
『吹けば靡く、傾けば転がる』と言うことを証明しただけだったということです。