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公務員の汚職と愛情問題(2)

2012-08-31 | ラジオ
公正を期するために付け加えるならば、グルジアのサアカシヴィリ大統領の夫人サンドラ・ルロ(?)さんは実際外人国ではあるが、米国市民ではなくオランダ市民だ。
またウクライナのユーシチェンコ前大統領のエカテリーナ夫人は、すでに2005年、アメリカ国籍を放棄している。
ロシアの公務員の間で外国人を妻にしている人達は稀だが、その代わり夫人あるいは子供達は、欧米諸国の長期滞在ビザを持っているか、あるいは現地に住居を所有している。これは議員達の意見によれば、ロシア人公務員に圧力を加える手段に成り得るものだ。

しかしロシア政治情報センターのムーヒン事務局長は、そうしたイニシアチブは、理性の枠を超えたものだと批判的だ。
「下院議員達は法律上のあまりに強硬で不当な幅広い制限により、欧米で教育を受けた優秀な官僚を、国家の仕事から遠ざけてしまう可能性がある。
良識が勝つのでなければならないと思う。すべてを完全にあるいは永遠に禁止するとすれば、それは余りにも軽率なことだ。
なぜならば官僚もまた人間であり、彼らにも権利があり、彼らの憲法上の権利を奪う事に奪うわけにはいかないからだ。
もしお金が合法的な稼ぎによるもので、彼らがクリーンで、自ら宣誓をするのであれば、また官僚が稼いだお金の合法性を証明できるのであれば、そうした場合は、彼にはそれらを好きなように使う権利がある。
愛情問題も付いても全く同様だ。人の心に愛するなとか、結婚するなとか命令したりはできない。官僚であっても法律に従うのではなく、心の意志に従って、それを決めるべきだ。官僚の人生を過度に規制する事は、やはりやりすぎではないかと思う」
事務局長は、このようにコメントしている。

下院国家会議が示している、汚職撲滅策の全ては、秋の会議で審議されることになっている。
公務員が仕事と愛と、どちらを選ぶか今後を選択を迫られるかは、そのとき明らかになるだろう。

(?)は新人男性アナウンサーの不明瞭な言葉で何を言ってるのか不明

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光文社

8月14日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル