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中国を恐れる日本

2011-10-22 | ラジオ
日本は中国の軍事力を深刻に懸念している。日本の野田首相は先日、軍事力を増強し周辺で活発な活動を繰り返す中国の動きがあり、我国を取り巻く安全保障 環境は不透明さを増していると述べた。
日本は北朝鮮が続けるミサイル実験と、軍事的挑発にも懸念を表している。
中国に向けられた攻撃的な発言は日本側に立つ軍事、産業界の支持を明らかに計算してのものだ。
それらの軍事産業界は近年、中国の脅威増大を口実に、順調に日本の自衛隊の近代化を行っている。

日本を特に不安にさせているのは活発化する中国海軍の活動だ。
ロシア科学アカデミー極東研究所・日本センターのキスタノフ所長は、中国海軍はこれまで沿岸海域を防衛していたが、現在は公海にまで出たと指摘し、次のように語っている。
「中国海軍の活動はエネルギー資源などの、輸送航路が通っている3つの海域で展開されている。
日本は中国の軍事力への懸念により、自国の軍事戦略を見直し始めている。
これまでは、北、すなわちロシア側に向けた防衛路線が取られていたが、現在は南、すなわち中国側へ、その路線を移すことを検討している」
所長は、このように発言している。

中国の警備艇はヘリコプターの援助の下、アメリカ海軍の基地がある沖縄近海にも姿を現している。日本の航空自衛隊の航空機は最近、領有権を巡る論争が起こっている尖閣諸島付近で、自国領土のように監視する中国の航空機を退去させるために度々出動している。

所長は次のような見解を表している。
「今後の展望として、この地域では日本と中国の間で最も大きな対立が起こるだろう。
両国の経済および政治的関心は、今後さらに大きく衝突する可能性がある。両国は増大する相互の不信感から、何らかの軍事衝突が引き起こされないために、大きな努力を払わなければならなくなるだろう」
所長は、このような見解を表している。

アジアはすでに現在、世界の地域別軍事費ランキングでトップに立っている。日本の自衛隊や中国、インド、パキスタンそして、この同地域の、その他の国々における軍の近代化は、軍事予算の増大へとつな(???)。より挑発的性格を持つ、海軍演習の数も増加している。例えば現在、アメリカとフィリピンが軍事演習を実施している。
これらを背景に、あらゆる軍国主義的な発言は地域における軍事、政治情勢を、さらに先鋭化させるだけとなるだろう。

(???)は女性アナウンサーの声が出ていないため全く聴こえない
中国軍現代化と国防経済
クリエーター情報なし
勁草書房

10月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル