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カダフィ大佐の殺害

2011-10-25 | ラジオ
リビアの国民暫定評議会は(電波が途切れて聴こえない)カダフィ大佐の死亡原因は、頭部に受けた傷であると発表した。
カダフィ大佐の写真がフォトショップで偽造されたものではないことを証明するため、カダフィ大佐の遺体は外国のジャーナリストたちに公開された。

多くの専門家たちはカダフィ大佐の殺害が、意図的に行われたものだとの考えを表している。
人権擁護団体『アムネスティ・インターナショナル』は、カダフィ大佐の死亡状況を調査するよう呼びかけた。
アムネスティ・インターナショナルに、カダフィ大佐の死亡説に関して、疑いを抱く十分な根拠があると思われる。 中(電波が途切れて聴こえない)は、18歳のリビア人がカダフィ大佐から奪い、大佐を殺害した金色の銃を見せている映像を放映した。
テレビでは死を前にしたカダフィ大佐を侮辱する様子が放映された。大佐は拘束時、生存していた。
怒り狂った反カダフィ派は、はじめ大佐を殴り、その後、何者かが大佐に向かって数回にわたり発砲した。大佐の頭部に命中した最後の弾は、その18歳の青年が撃ち放ったものだった。

カダフィ大佐の、いわゆる死刑執行は、アメリカのクリントン国務長官の宣告によって実行されたようにも感じられる。
クリントン国務長官は先日リビアを訪問した際に、カダフィ大佐が近いうちにも拘束あるいは殺害されることを望むと述べた。クリントン国務長官の願いは実現された。

リビア国民暫定評議会は21日、48時間以内にリビア解放に付いて発表すると伝えた。国民暫定評議会と、それを支持する西側諸国は、明らかにリビアを早急に変革しようとしている。彼らは互いに、いわゆるカダフィ問題から解放されたことを祝っている。
一方でベネズエラのチャベス大統領は、カダフィ大佐が受難者として歴史に残るとの確信を示している。
カダフィ大佐は外国からの干渉を受けた際に死亡した。これにより大佐が西側との戦いのシンボルとなる可能性がある。

ロシア科学アカデミー世界経済・国際関係研究所アラブ研究センターのソトニコフ専門家は、これに付いて次のように語っている。
「カダフィ大佐はリビアのシンボルだった。リビア国民はカダフィ大佐に反対して立ち上がったが、大佐は受難者として歴史に残るだろう。西側諸国はリビアの国民暫定評議会を支援した。カダフィ大佐は西側からの支援を受けた国民暫定評議会によって殺害された。そのためイスラム主義者が、受難者としてカダフィ大佐の名を利用し、自らの立場を強化する恐れがある」
専門は、このような見解を示している。

一方でロシアはリビアの今後をどのように見ているのだろうか。ロシアのメドヴェージェフ大統領は次のように語っている。
「リビアには平和が訪れ、(電波が途切れて聴こえない)勢力から(電波が途切れて聴こえない)は一致した見解を見出すだろう。そしてリビアは現代的な民主国家を建設するだろう。仮にそうならなかった場合、これまでのことは全ての無駄になってしまい(女性アナウンサーの声が出ていないので聴こえない)」
メドヴェージェフ大統領は、このように発言している。

10月21日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル