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モンゴルの有望炭田開発をめぐる国際的な駆け引き(1)

2011-10-15 | ラジオ
モンゴルは世界最大の石炭産地の一つである、タバントルゴイ炭田開発に関して外国企業との交渉を再開した。
最初のものは、すでに今月10月始まり、それには今年7月の炭田の西側ブロック開発の契約から除外された日本や韓国の企業が参加している。これはアメリカの新聞『ウォールストリートジャーナル』が伝えたものだ。

7月に発表された入札の結果は、専門家の間で当惑を呼び起こした。入札に参加した企業のなかには当然はるかに深刻なシコリが残ってしまった。
入札企業のリストのなかには日本、そして韓国の企業が含まれていなかったのだ。
タバントルゴイ炭田の西側ブロックの開発に付いてへの入札へは、ロシア鉄道を筆頭にシベリアエネルギー石炭、それ以外に韓国の3つの企業そして日本の4つの企業が入った国際コンソーシアムが参加を(何語言っているのか不明)。
また中国のシンホワエネルギーは日本の三井とタンデムを組んでいた。しかし入札には何故かシンホワが単独で参加し、またロシア鉄道は不可解なロシア・モンゴルコンソーシアムのメンバーとなってしまった。尚その参加企業に付いてはモンゴル側からの名前さへ、これまで挙がってなかった。

モンゴル議会選挙を前に、モンゴルの豊かな資源を如何に分配するかをめぐって高まる国民の不満に関連して、モンゴルの指導部は自分達の国の経済の戦略的な重要拠点である、タバントルゴイ炭田開発参加者の数を大幅に減らす決定を下した訳だ。
その際、モンゴル市場において主要なプレーヤーであるロシアと中国、そして第三の勢力であるアメリカの利益は守られた。入札ではアメリカの会社も勝利している。

モンゴルの有望炭田開発をめぐる国際的な駆け引き(2)へ続く

10月11日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル