朝外を見たら、白い世界でした。
半夏生の白さが霧に浮かび、どんな一日になるのだろうと思いました。
しばらくすると霧は見えなくなり、微かに雨が降る時間もありましたが、
ほぼ雨は降らずに湿気がムンムンの、不快な一日でした。
何処の草も露でびっしょりなので、草刈りはやめたほうがいいだろう、
滑ったりしたら大変ですから。
これだけ雨が続くと、晴れの日には時間が惜しくて出来ない諸々の事を、
「よし、やろう」というスイッチが入るものだと、分かりました。
そういう訳で、今日は一日、思いつくことを次々にやって、
草刈りとはまた違うやりがいを感じました。
あららと驚いたのは、ばあちゃんの使っていない古い小さなたんす、
掃除をしようとして見つけた、引き出しに敷いてあった新聞です。
薄茶色の新聞のあまりの文字の小ささに驚き、日付を見たら、
昭和51年10月31日(日曜日)
カラーではなく、西暦の表示もありません。
山形県酒田市の大火が前日鎮火したとあり、11時間も燃え続けたとか。
もう一つの引き出しには、平成20年(2008年)5月22日(木曜日)の新聞、
四川大地震で延期されていた、北京五輪の聖火リレーが再開の記事。
文字の大きさが違うなとすぐに分かりましたが、それでも小さくて、
今の文字とは全然比較になりません。
片づけをしているとこういう発見があって、へーっと思うのですが、
だから何なのという気もします。
いつもの散歩に出かけた時、終末のアジサイの写真を撮りました。
いつもきれいな姿だけ撮っていた事に気づきました。
これはこれで、味わいがある景色だなと思います。