ばあちゃんがジャガイモを掘ると言うので、かごを車に積み、
農園まで送って行きました。
道具は使わない?と聞くと、手で掘るとのこと。
何十年もそうやって来たんだな、たくましい手です。
かごを下ろし、私は家の近くの斜面の草刈りをするからね、
そう言って、家に帰って来てから撮った写真です。
農園の土手をイノシシに掘られないように植えたガクアジサイが、
かなり咲き始めました。
ばあちゃん芋ほり機が始動し、脚の間に掘った芋が見えます。
9:30
今年はジャガイモの土寄せを頼まれたのでやりましたが、
それ以外は手を出さないようにしています。
一人で自由にやり切る達成感、満足感を私も知っているので、
私の仕事は運び屋というところでしょうか。
自分の作業をしながら時々様子を見ていて、昼が近づいた時、
午前中はここまでだなと判断しました。
11:54
2時間半、多分休みも取らずに掘り続け、ジャガイモの木もまとめてあります。
軽トラで迎えに行き、昼食。
午後は掘ったジャガイモをかごに入れる仕事を、一人でやっていました。
この一週間のばあちゃんの復活は、まさに驚異的でした。
今までは車の乗り降りに台を使っていたのが、使わずに乗り降り出来るようになり、
歩行器→2本の杖らしき物→1本の棒→棒無しでも歩けるという現状です。
筋痛症の診断で5年半通い続けた医者には、白内障の手術をする医者はいない、
歩けなくなるのは年齢的なことで自然だから、施設の利用も考える時期かも、
そう言われましたが、あきらめなくて良かったと痛感する日々です。
やれるだけの事はやった、自分でそう思えるところまでは頑張り続け、
そこで思うような結果が出なかったら、私はすっぱりあきらめます。
何より、ばあちゃん自身の「畑で仕事をしたい。歩きたい。」と言う意志、
それがこの復活の原動力であることは、確かです。
目が見えるようになったことも、復活を後押しする大きな力だと思います。
簡単にあきらめないけど、あきらめも肝心、私の気持ちです。