ベンケイソウ科の「ツルマンネングサ」です。3枚の葉が輪生しています。中国、朝鮮が原産地のようです。栽培品種が逃げ出したようです。「メキシコマンネングサ」はよく見ますがこれは珍しいと思っていましたら、逗子市小坪にもありました。
ユリ科の「スズラン」の赤い実です。この植物は有毒です。白い花はよく見かけますが、実を見たのは初めてでした。植物の毒は動物に食べられないようにするための生存戦略の一つでしょう。しかし、蓼食う虫も好きずきと言われているようにスズランを食べる動物がいるかも知れません。
ムクロジ科の「オオモクゲンジ」です。袋状の実の色が赤っぽいです。赤くないのが「モクゲンジ」とのことです。中国、朝鮮、日本海側に分布しているとか。最近は日本中に植栽されています。黒い種子で数珠をつくるそうです。森のパイオニア樹木です。あの風船のような袋の「フウセンカズラ」もムクロジ科でモクゲンジの仲間だったのです。今まで知りませんでした。
ツユクサ科の「ケツユクサ」です。苞葉に白く長い毛があります。ツユクサには変異が多いようです。金沢文庫の山で見つけました。ちょっと見にくいですが白い毛が見えます。
いちょうの葉 カナリアのやう 飛びて舞う(遊仙)
銀杏の葉が色づいてひらひらと風に舞っています。カナリヤが飛んでいるようです。
リンドウ科の「ミツガシワ」です。花は終わって葉っぱだけですが、氷河期の生き残りと言われています。ここの「ミツガシワ」は植栽されたものです。横浜自然観察の森で撮りました。花の咲いている頃に来たいものです。背景の葉っぱは「トチカガミ」です。適地適木ではありませんが元々ここの気候にあったものでない植物を植物園のように植えるのは芳しいことではないような気がします。できるだけ自然の植生に合わせたいものです。温暖帯に「ハルニレ」の木を植えるようなものです。その気持ちは判りますが。
ユリ科の「ヤマホトトギス」です。花被片が反り返っているのが特徴です。鎌倉で撮りました。11月11日になりました。夕方から雨が降るそうな。
黄葉の 夕日にあたる 逗子の森(遊仙)
山肌に夕日があたって黄葉が映えていました。
ノウゼンカズラ科の「ピンクノウゼンカズラ」です。学名は「パドラネア・リカソリアナ」です。南アフリカ原産の蔓植物です。住宅地を散策するとお目にかかります。夏に咲きます。ノウゼンカズラに似ていますが花の色(ピンク)と大きさ(やや小さい)が違います。来年の年賀状を作成しました。請うご期待です。