森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

ケヤキ

2009年04月19日 | Weblog
ニレ科の「ケヤキ」です。
万歳をしたような樹形でお馴染みの落葉樹ですが、最近この樹のおもしろい生態がわかりました。新緑の季節、新芽の出方に特徴があります。
枯れ木から万遍に葉っぱが出るのではなく、部分的に新緑の塊があります。
どうしてこのような振る舞いをするのかはわかりませんが。気候の変化によって急に葉っぱが枯れてしまうというようなときに全滅しないようにしているのではないかという説があります。一種の危機管理です。本当かな?とケヤキを眺めますと梢(こずえ)にパート的に新緑の塊がついています。写真でもわかります。全国の皆さんも是非とも外でごらんになっていただきたいです。
他のイチョウやコナラの木などには、こんな振る舞いはありません。自然界の不思議です。
新緑の季節が終わると判らなくなってしまいます。

これは、晴海の勝鬨橋の近くの街路樹です。

手を広げ かたまり芽吹く 欅かな(遊仙)

植物の分類学もいいですが、新しい生態を見つけるのも楽しいです。
このケヤキのように、私達がまだ気がつかないことが沢山隠れているように思います。「ミッケの本」のように探せたら面白いでしょう。自然界はミッケの本のようなものです。
コメント (3)
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