まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都:安楽寺の「かぼちゃ供養」

2007年07月27日 | 京都市左京区

先日、安楽寺の「かぼちゃ供養」へ、まじくんと出かけました。毎年7月25日に行われています。

住蓮山安楽寺(じゅうれんざん あんらくじ)は、哲学の道の1本山際の、通称「隠れ道」に面しており、法然院のすぐそばにあります。鎌倉時代のはじめ、浄土宗の元祖法然上人の弟子の住蓮上人と安楽上人が「鹿ヶ谷草庵」を結んだのが始まりです。

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拝観料(400円)で、護符とパンフレット、そしてかぼちゃの券がもらえます。まじくんは無料ですが・・・「ボクも食べはるか?」と受付でおじさんに1枚サービスしていただきました。ありがとうございます!当日は宝物の掛け軸の虫干しも行われ、一般公開されます。

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「かぼちゃ供養」は、江戸末期に安楽寺を復興した益随上人が、病魔で悩んでいる人を見かね何とかならないかと本堂で修行していたところ、ご本尊の阿弥陀如来から「夏の土用の頃に鹿ケ谷(ししがたに)かぼちゃを振舞えば中風(脳卒中)にならない。」とお告げを受け、毎年7月25日にかぼちゃを振舞ったそうです。戦時中は中断したものの200年以上続く行事です。あっさりとした味のかぼちゃで、皮まで柔らかくておいしかったです。

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鹿ケ谷かぼちゃは、京都の伝統野菜です。ひょうたん型のかぼちゃで、もともと京都の東山あたりに住んでいたお百姓さんが、津軽に旅した際、種を持ち帰り鹿ケ谷のお百姓さんに分けてあげ、育ててところ、何年か後にひょうたん型に変形したかぼちゃが出来たそうです。京都では「おかぼ」と呼ばれ親しまれていたのですが、最近は普通のスーパーでは見かけません。また、すでに鹿ケ谷には農家がほとんどなく綾部や上賀茂で栽培されているようです。

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門前の露店で野菜を売っていました。せっかくなんで、お土産に1個買いました。なんと1500円!!!黄色くなって粉がふいた頃が食べ頃らしいですが・・・その頃には、土用が終わってるんじゃないかな。(^^;)ところで、かぼちゃの断面が気になりますよね。そのうち報告します。

安楽寺公式サイト http://anrakuji-kyoto.com/

なお、この日は、銀閣寺に車を止め哲学の道を歩いて安楽寺へ行き、その後、天神市へ(前ブログ)行きました。銀閣寺、哲学の道の様子は次のブログにて。

 



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