先日、美術館「えき」KYOTOで開催中の「わたせせいぞうの世界展」を見てきました。美術館「えき」KYOTOは、JR京都伊勢丹7階に隣接されています。
わたせせいぞうさんは、1945年、神戸市生まれ、北九州市小倉で育ち現在は東京に在住されています。1983年、講談社の週刊モーニングで大人のラブストーリー『ハートカクテル』が人気を博し、その後「季節ぴあ」の表紙やCDジャケットなどを手掛けておられます。最新作は、朝の連続ドラマ『花子とアン』の原作本『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』の著者、村岡恵理さんとの共著『アンを抱きしめて 村岡花子物語」のイラストを担当しています。
わたせせいぞうさんの『ハートカクテル』といえば、マンガ?いや、イラスト?どっちともつかない感じ。(マンガとイラストの違いも上手に説明できませんけど・・・)髪が長くてスレンダーな女性と長身の男性の2ショット。描かれている場所は、避暑地やおしゃれなバーなど、都会的で大人の雰囲気。バブル絶頂期を思い出す、懐かしい作品です。確か、夜中に、ショートアニメも放映されてたはず・・・。あの頃、私も、ハートカクテルの世界にあこがれて、髪を伸ばしてスーツにハイヒール、田舎の町の中では、比較的おしゃれなバーで飲んではみたものの・・・かっこいい長身の男性には、出会わなかったねぇ・・・。(^m^)
ハートカクテル以後の作品は、雑誌の表紙やCDジャケット、京都や家族を描いた作品もたくさん発表されています。美術展では、ハートカクテルの原画をじっくり読んだり、現在放映中のアンの絵を楽しんだりと、十分満喫しました。(^^)
JR京都伊勢丹 http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/ 展示会の案内 6月22日まで開催
CMやポスターですっかりお馴染みの絵ですから懐かしさも加わって、ちょっとセンチな気分に浸っています。
わたくし的には、おそらく… わたせさんと同世代であろう鈴木英人(スズキエイジン)さんのイラストも好きです。わたせさんと違う無機質感がクールって感じで、あまり主張しすぎないところがお気に入りでした。
いちおう男子だったので、車やロサンジェルスあたりの都会的モチーフに憧れたんでしょう。
なんだか、変な褒め方ですけど。(;´∀`)
わたせさんは日本の風景を上手に描いていますね。
何気ない日常を切り取った一枚のスナップを、イラストとして描き直した感じです。そのおかげで、非日常な不思議な世界が表れて、観る人を惹きつけるようです。
鈴木英人さんの絵。わたせさんより細かい描写だなのに、無機質感・・・確かにそうですね~。わなせさんは女性向、スズキさんは男性向きって感じですね~。
わたせさんの描いた京都の風景もなかなかよかったです。