6月に入り、暑い日が続いています・・・と、思ってたら、本日近畿地方が梅雨入りしました。早っ(@Д@;)6月は「水無月(みなづき)」といいます。その由来を調べてみると、諸説あるようです。旧暦の6月は、【梅雨が明けて水が涸れてなるから】【田植が終わって田んぼに水を張る必要のあるから】等、新暦6月は、【梅雨で天の水がなくなるから】【田植で水が必要になるから】といった解釈もあるようです。
6月になると京都の和菓子店の店頭に「みな月」の案内がでます。旧暦で水無月は、現在でいえば7月、暑い盛りです。その昔、冬場にできた天然氷を氷室で保管し、夏に宮中へはこび、暑気払いのため食したといいます。枕草子にも金属のお椀に、氷室の氷を削り甘葛をかけたものを、こよなく上品で美しいものとしてあげています。
・・・この宮中の人々が愛した氷を簡単に食すことができない庶民のために誕生したのが「水無月」というお菓子です。氷の結晶に似せた三角の外郎(ういろう)の上に小豆がのっています。小豆は魔除けの意味もあるそうです。(豆が魔滅に通じる)*1年中販売しているお店も数軒あります。
過去ブログでもたくさん水無月を紹介しています。・・・京絵巻さん、仙太郎さん、東寺餅さん、俵屋吉冨さん、七條甘春堂さん、音羽屋さん、五建外郎屋さん、笹屋伊織さん、鶴屋吉信さん、京阪宇治駅前駿河屋さん、京阿月さん、とらやさん、平安殿さん、妙心寺前三河屋さん、亀屋良長さん、長久堂さん、塩芳軒さん、 以上、京都の和菓子屋さん17軒の水無月と番外編(ケーキなど)を頂きました。追加:2012:老松さん、2013:松寿軒さん、船屋秋月さん、おたべ本館さん
こんなに食べてます(^^;)ので、新しいお店を探すのは難しそうですが、京都にはたくさんの和菓子屋さんがあります!まだまだ・・・今年も新しいお店を求めて、ちょっとだけ食べてみようか(^^;)写真は、今月の東寺のガラクタ市の際に東寺餅さんで買いました。ここは私的には黒砂糖がお勧めです。
「種類も見た目も、もちろん味も… 最高レベルの京和菓子がいつでも堪能できる」
これもまた京都に住む者の特権でしょうか?
この六月も、きっと食べるに違いありません。少し冷やして食べてみようと思います。
私は、今のところ、自分で楽しむのみで、京都へ嫁いだなら茶道でも習おうかと思いつつ、京都だから、逆に気が引けて(^^;)
水無月は、実家のある富山ではほとんど見かけず、京都で初めて見ました。この形が不思議で、調べてみたらこんな由来があったんです。深い~。
歴史のある割には、お値段もお得で、おいしいですよね。毎年楽しみです。