まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

みかえり阿弥陀と永観堂の紅葉

2006年11月21日 | 京都市左京区

今日の京都は、小春日和。

先週の土曜日に訪ねたばかりの南禅寺と、永観堂に行きました。

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永観堂(禅林寺)では、

「みかえり阿弥陀如来参拝と重文・寺宝展」を開催しています。

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みかえり阿弥陀とは、永保2年(1082年)の2月15日(釈迦涅槃の日)の明け方の頃、永観(ようかん・・・禅林寺中興の祖で、この方の遺徳を慕って禅林寺のことを永観堂という)が、ご本尊の壇のまわりで、日課の念仏行道を修していた時、ふと気がつくと、ご本尊の阿弥陀様が壇から降りて、永観の先に立って念仏行道をはじめられたそうです。あまりのありがたさに、永観は堂の隅に立ち止まり、感涙してしまったそうです。すると、阿弥陀様は、左に振り返り、歩みを止めた永観に「永観おそし」と言葉を発せられたそうです。そこで、永観が「この姿を永くとどめたまえ」と、祈ると、阿弥陀像は、振り返った姿のままになったといいます。

ぶっちゃけた話、永観さんが明け方に阿弥陀様の周りを歩きながら念仏を唱えて修行してると、気がついたら阿弥陀様も永観さんの前をあるいて念仏を唱えてた。びっくり、感涙して固まった永観さんに「永観!遅いやん!はよ歩け!」と、阿弥陀様が振り返ったらしい。永観さんは、その時の感動を忘れないように「この姿のままでいて下さい」と祈ったら、阿弥陀様は左を振り返った姿のままになったということです。ちなみに、仏像は、歩いてはおりません。ちゃんと台の上におられ、お顔のみが左に向いておられます。そばで見ていたおじさんが「誰か、いたずらしたんやろ・・・」と、言ってましたけど。(^^;)

現在、本来「みかえり阿弥陀如来像」を安置する本堂(阿弥陀堂)は修復工事中です。釈迦堂や瑞紫殿などで、寺宝を見ることが出来ます。(拝観料込1,000円)

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残念ながら、寺宝の撮影は禁止されています。

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さて、紅葉の進み具合ですが・・・

南禅寺よりも進んでいるように思います。

特に、多宝塔へ上がる階段のもみじは一段と赤く

地面が赤く染まっているように感じました。

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多宝塔からは、京都市内を見渡すことが出来ます。

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手前の四角いライトは、夜の特別拝観ライトアップ用のものです。

夜の永観堂も、素敵でしょうね。

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放生池の周りには、茶店もあり、たくさんの人々で賑わっていました。

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永観堂の拝観料(1,000円)には、寺宝展も含まれております。

寺宝展と多宝塔だけでも、軽く1時間ぐらいかかると思います。

その後、永観堂から10分ほど歩いて南禅寺へ行きました。

(次のブログにて・・・)


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