まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の紅葉(13/12/6)「鹿王院」「車折神社」に行ってきました。

2013年12月06日 | 京都市右京区

今日は嵐電沿線にある「鹿王院(ろくおういん)」へ行ってきました。もとは足利義満が、康暦2年(1380)、24歳の時に寿命を延ばすことを祈って建てた「覚雄山 宝幢(ほうどう)禅寺」という大きなお寺でしたが、応仁の乱で廃絶となり、塔頭の鹿王院のみが残ったそうです。鹿王院の名の由来は、廟を建てようとして横の藪を切り開いたところ、藪の中から白鹿が出てきたために名付けたといわれています。山門には義満筆の「覚雄山」の扁額がかかっています。山門をくぐるとすぐ受付があります。

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山門から中門までの参道の紅葉がとてもきれいでした。12月を過ぎてなお、盛り・・・と、言っていいほどの美しさです。真っ赤なもみじのトンネルから黄色やオレンジのトンネルへと続きます。(*^^*)うっとり・・・。

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振り返っても素敵~(^^)あの一休さんも少年の頃、この門をくぐって修行したとか・・・。

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中門をくぐると庫裏、前庭が見えます。こちらの紅葉は、散っている木もありましたが見頃の木もありました。

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建物の内部拝観もできます。客殿からは本庭、舎利殿↓が見えます。鎌倉の将軍、源実朝(頼朝の四男)が宋から招来した仏牙舎利が祀られ、歴代の天皇も礼拝供養しています。*仏牙・・・お釈迦様の歯の事です。

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本庭は、宝暦13年(1763)頃の作庭で、舎利殿を中心に石組みがされ、背後に嵐山が見えます。庭木の配置などは作庭当時のままで、庭園は京都市指定名勝となっています。客殿正面には、義満筆の「鹿王院」の額が掲げられています。

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瓦敷きの歩廊が、客殿、本堂、舎利殿をつないでいます。本堂内には運慶作の釈迦如来像や開山の普明国師、開基の足利義満の像などが祀られており、間近に見ることができます。

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白壁に赤いもみじ・・・絵画のようですけど、本物です。(@Д@;)

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俳優の大河内傳次郎さん寄進の茶室「芥室(かいしつ)」もあります。↓(非公開)

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鹿王院 京都市右京区嵯峨北堀町 参考サイト【こちら】 拝観料:大人400円 小中200円 拝観所要時間:30分~  参拝者用駐車場有(4台分) *女性用の宿坊としても知られています。

続いて・・・

鹿王院から嵐電の駅ひとつ隣に「車折神社(くるまざきじんじゃ)」があります。(徒歩でも10分程かな?)こちらの紅葉もまだ楽しめます。本殿前には、願いが叶った人がお礼を書いて納めた祈念神石があります。

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境内社の摂社「芸能神社」が人気です。天照大神が天の岩戸にお隠れになった際に、岩戸の前で演舞された天守受売命(あめのうずめのみこと)が祭神で、芸能・芸術の神として信仰があります。

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境内には芸能人の名を記した朱塗りの玉垣が、2000枚以上奉納されています。あ、ドクターXに出演のお二人も並んでる・・・。↑(1枚8,500円で奉納。2年間掲載、プロアマ問わず芸能・芸術・技芸に携わる人ならOK)

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↑境内のあちこちに大きなもみじがあります。また、ここは桜の名所としても知られ、しだれ桜の「渓仙桜」もあります。↓右下写真:摂社の辰巳稲荷神社の狛狐さん、青い目です。(^^)

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車折神社 http://www.kurumazakijinja.or.jp/

参拝自由 拝観所要時間:20分~  参拝者用駐車場有