まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都花景色:山科「勧修寺」の花菖蒲・睡蓮

2013年06月08日 | 京都市山科区

昨日、山科にある「勧修寺(かじゅうじ)」へ出かけました。真言宗山階派大本山で、昌泰3年(900)、醍醐天皇が若くして死去した生母の藤原胤子(いんし)の追善のため、胤子の祖父の邸宅跡を寺に改め、代々法親王が入寺し門跡寺院として栄えました。文明2年(1470)、兵火で焼失しますが、徳川家と皇室の援助で復興しました。

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山科三条街道商店街のマスコットの「もてなすくん」が受付で、ゆらゆらお出迎えです。(^^)ちなみに、もてなすくんは、皮が柔らかでおいしい山科なすびがモデルです。お寺の詳細↓は写真クリックで拡大。

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堂内の拝観はありませんが、自然いっぱいの境内を散策することができます。左下写真:宸殿は、元禄10年(1697)に明正天皇の旧殿を下賜されたもので、入母屋造、桟瓦葺き、内部は書院造だそうです。明治5年開校の勧修寺小学校の校舎として使用されていた事もありました。

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右下写真:本堂には、醍醐天皇の等身大といわれるご本尊の千手観音が祀られています。建物は寛文12年(1672)に霊元天皇の仮内侍所を下賜されたもので、元は近衛家の建物だったそうです。

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この季節の一番の見どころは平安時代作庭の「勧修寺氷池園」という池泉回遊式庭園です。平安時代には、毎年1月2日に庭の中心を占める「氷室池」にはった氷を宮中に献上して、その厚さによって五穀豊穣を占ったといわれています。

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昨日は、花菖蒲、睡蓮、紫陽花が見頃でした。

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蓮は葉がたくさん上がっています。つぼみはまだです。池に面して、昭和初期に建立された観音堂が建っています。堂内には白いきれいなお顔の観音様が安置されています。

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氷室池の畔を歩くと・・・「この先行かれるのはご自由ですが大いに危険」という看板こちら】が(@Д@;)なにか?危険なものが???それほどの危険はないようですが・・・途中、大きなヘビに遭遇。((((><。))))

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池をぐるりと散策すると、きれいな景色が見れます。朝晩は水鳥もたくさんいます。

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池の他にも見所いっぱい。左下写真:水戸光圀寄進と伝える石灯籠。勧修寺型灯籠として知られています。そばにはちょっと笑える案内板があります。【こちら】右下写真:樹齢350年の山桃落雷によってパックリ幹が裂けていますが、葉が茂っています。春には花も咲いていたのかな?

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【おまけ】門の前には、半夏生の苗、池には睡蓮の苗・・・持ち帰り自由でした。半夏生の苗を少しだけもらってきました。ただいま、我が家の井戸水で育成中です。

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勧修寺(かじゅうじ) 山科区勧修寺仁王堂町27-6 参拝者用駐車場有

拝観料:高校生以上400円 小中200円  拝観所要時間:30分~

*寺名は「かじゅうじ」、地名の場合は「かんしゅうじ」と読むそうです。