先日、嵐山・嵯峨野ウォーキングに行きました。阪急嵐山駅から徒歩5分で法輪寺へ到着、前ぶろぐで法輪寺の様子をご報告しました。続いて、法輪寺から嵐山渡月橋を渡り、亀山公園方面へ向かいました。
この、もこっとした小さな山↓が「亀山」です。その手前には、高倉天皇が寵愛した小督局の供養塔が建っています。高倉天皇は、平清盛の娘、建礼門院徳子が嫁いだ天皇で、源平合戦の際に海に入水した安徳天皇の父です。つまり小督局は、建礼門院徳子の恋敵!そのため、清盛によって出家させられてしまい、嵐山のこのあたりに隠れ住んでいたとの話が残っています。
小督局の遺品は、下京区にある平等寺に展示されているのをご紹介しています。自分の髪の毛を使って恨みを込めて?織りあげた織物などがあります。【前ぶろぐ】
亀山には、いろんな石碑があります。中国の周恩来氏が、日本留学時に京都の嵐山で作った「雨中嵐山」の詩を刻んだ石碑があり、中国人観光客の観光スポットとなっています。この日も数名の中国の方が記念撮影をしておられました。
琵琶湖疏水の設計者である田辺朔郎と共に「水運の父」として有名な角倉了以(すみのくらりょうい)の銅像もおります。右下写真は、公園内のあちこちにある小倉百人一首の石碑です。
幕末の女性勤王家とされる津崎村岡局(つざきむらおかのつぼね)の銅像もあります。西郷隆盛の相談を受けたこともある偉大な女性です。
亀山公園からしばらく行くと「野宮神社(ののみやじんじゃ)」があります。この日は、驚くほどの数の女子修学旅行生がいました。良縁に恵まれるということで人気なんでしょうね~。
野宮はその昔、天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王が伊勢へ出向く前に身を清められたところです。 黒木鳥居と小柴垣に囲まれた聖地で、その様子は源氏物語にも描写されています。
ここの御朱印は「はんこのみ」でした。↑(この日同行したirohaさんが受けたものです)
野宮神社 http://www.nonomiya.com/ 参拝自由 拝観所要時間20分
この後は、平家物語ゆかりの祇王寺へ向かいました。次のぶろぐにて。