まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

「京都銭湯部とゆく・・・長者湯」に参加しました(3)

2011年05月24日 | 京都市上京区

一昨日、まいまい京都さん主催のまち歩きイベント「 京都銭湯部とゆく、今日からできる豊かな町暮らし~地下水、薪焚き、タイル絵、昔ながらのお風呂屋さん・長者湯へ~」に、まじくんと2人で参加しました。町家と銭湯の関係のお話を聞いて、銭湯へ到着してからご主人のお話、釜屋と井戸の見学をしました。詳細は前ぶろぐにて。そして、ようやくお風呂です!

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写真右上:準備中の男湯です。タイル絵↓は雪景色の金閣寺です。待合は、スッキリまとまっています。お風呂上りにはタバコも喫えるみたいですね~。銭湯の内部写真が撮れるのも、このツアーならではですね。

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女湯は、桜景色の清水寺です。なお、タイル絵は、男女ともお風呂ではなく入口、脱衣場から見える場所にあります。全国にタイル絵を広めたのは、九谷焼で有名な石川県金沢の窯元です。もしかして、銭湯の経営者=石川県出身者=九谷焼・・・と、つながるのでしょうか?

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脱衣場は、四角い柳行李の脱衣籠がキチンの並んでいて気持ちよいです。洗い場も長い歴史を感じさせないくらいきれいで清潔感があります。(^^)そういえば、私、富山市内で独身時代、近所の老夫婦が営む銭湯へ通っていました。老夫婦だけでは掃除が大変なようで、お風呂に入るたびにカラン(蛇口)を、こそっと専用歯ブラシを持参して磨いていました。ここは、私の磨きたくなる衝動もわかないくらいきれいでした。(^^;)

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女湯の待合は、雑誌が置かれ、懐かしい、お釜(かぶるタイプ)のドライヤーも完備されていました。お風呂上りには、ビン牛乳を飲みながら、今回参加した方とはもちろん、居合わせたご近所さんとも、いろいろお話させていただきました。「なんで、銭湯が珍しいの?もの好きやね~」とささやく人もいれば、「よー来てくれはったね、これからもどんどん来てや~」というおばあさんも。(^m^)

P1190501現在、京都府の銭湯の入浴料は、大人410円、中人(小学生)150円、小人(幼児)60円 です。まじくんは小学3年生だから150円です。ちなみに小2まで女湯に入れます。(都道府県によってちがいます)

自宅風呂が普及した現在、410円の価格が高いかどうかは人によって意見もバラバラです。銭湯の帰り道、たまたまお話したおばあさんが「今どきの若いもんの家は、みーんなお風呂造ってはるけど、わたしらの家にはお風呂なんかあらへん。まぁお風呂あったとしても、よ~け、水つこうて、お湯沸かして、掃除すること思ったら、410円なんて、安いもんや~。」と、話されていました。確かに、大家族には不経済かもしれないけど、独り暮らしやご老人にとっては、銭湯はとても大切な存在ですよね。私も独身時代に通った銭湯は“毎日いろいろあるけど、今日も元気でお風呂に来たよ~”と無言の報告しているような・・・番台のおばちゃんの“いらっしゃい”の笑顔に癒されるというか・・・そんな場所でした。

ところで、一番風呂を楽しみにしてたまじくんは?まいまい京都さんの事務局のお兄さんやほかの参加の男性陣と楽しく入浴したようです。背中の流し合いをしたり、正しい風呂上りのジュースの飲み方を教わったり、女湯にいてもまじくんの楽しそうな声が聞こえてきました。本当にみなさんお世話になりました。(^^)帰り道「お風呂に4時間もいはるおっさんと話たで~。1週間に2回お風呂に来て、だれか話す人き~へんか、楽しみに待ってはるんやて。まじくんもまた、おっさんに会いに行かんとあかんわ・・・。」と、楽しそうに話していました。【まじくんのお絵かきぶろぐ

P1190491 「一番風呂は体に悪い」などと聞きますが、それは浴室が温まっていない、湯温が高すぎる、水道水のお湯は刺激が強いなどの理由があります。その反対に「一番風呂はありがたい」と、いう人も・・・。誰も入っていないきれいなお湯に入れるからでしょうか?

実は私が生まれた頃の実家は、茅葺きの家で五右衛門風呂で、一番風呂は必ず家長の祖父が入ることになっていました。思春期の頃はそれがなんとなく嫌でしたが、後々、その祖父が私が赤ちゃんの頃一緒に一番風呂に入り、体を洗ってくれていたことを聞きました。厳しいばかりの祖父で、ゆっくり話したこともありませんでしたが、私を含め兄弟3人を洗ってくれてたのかと思うと、なんだか温かい気持ちになります。長者湯の一番風呂に入りながら、ふと祖父の事を思い出した私です。お風呂っていいですね。(^^)

まいまい京都 http://www.maimai-kyoto.jp/  銭湯ツアー今秋も実施予定