まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都「葵祭」行ってきました!2011 (1)

2011年05月16日 | 京都の祭

昨日は、京都の葵祭でした。下鴨神社と上賀茂神社の例祭で、祇園祭、時代祭とともに京都三大祭に数えられています。ちなみに五山送り火を加えて、京都四大行事とされています。昨日は日曜ということもあり、きっとすごい人出だろうな~と覚悟して出かけました。地下鉄丸太町駅に着いたのは9時過ぎ、すでにすごい人で、御所への近い出口には行列ができてました。その出口をスルーして、別の出口から出て御苑内へ入ると・・・それほどでもない?しかし、行列が通る付近はすでにけっこう人が集まり、開始1時間前、見物の2列めに陣取ることができました。(とりあえずラッキー)

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10:30過ぎ、警察の騎馬隊が動きだし、ようやく葵祭の行列が動き始めました。さっそく粛々と行列がやってくるかと思ったら・・・なんかざわざわ(^^;)どうやら、お馬さんが言うこと聞かないらしく、苦労されていました。私、過去に派手な落馬をしたことがあり、けっこう苦労がわかります。しかしちゃんと馬方さん?がついているので、暴走は防げそうです。

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賀茂祭(葵祭)の起源は、今から約1400年前の欽明天皇の時代(567)です。風雨が激しく五穀が実らず、原因は占いにより「賀茂の神々の祟り」と出ました。そこで、4月の吉日に祭礼を行い、馬に鈴をかけ、人は猪頭(ししがしら)をかぶって駆競をたところ、風雨はおさまり五穀が豊かに実り安泰になったのが始まりです。・・・つまり葵祭の祭儀は、5月3日の流鏑馬、4日の斎王代御禊、5日の歩射、12日の御蔭祭などの前儀と、当日の路頭の儀(行列)、社頭の儀(両神社神前での儀)からなっています。

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賀茂祭が葵祭と呼ばれるようになったのは、江戸時代です。元禄7年(1694)に再興された際に、当日の内裏宸殿の御簾をはじめ牛車、勅使、衣冠、牛馬に至るまですべて葵の葉で飾るようになってたからです。写真左上:冠に挿された葵がとっても凛々しいです。(^^)また日程は、明治17年以降、毎年5月15日に行われています。

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路頭(行列)は、総勢511名、馬36頭、牛4頭、牛車2基からなり、約1キロに及びます。京都御所を出発して、市中を練り下鴨神社、上賀茂神社へと向かいます。お馬さんも、黒、白、鹿毛、栗毛、芦毛いろいろですが、騎乗する男性も、おそらく現代の男性は着ないであろうと思われる色をこの日は、まとっておられます。和服って不思議ですよね~。違和感がない。まぁ、多少・・・。

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行列中の最高位、天皇の勅使です。↓乗ってる馬の雰囲気で、偉い人なのね~ってわかります。現在は宮内庁の方だそうです。ただし、現在は行列には参加せず、代理の方が務めるそうです。馬に乗って行列に参加・・・結構大変ですよね。まぁ代理の方も大変ですが名誉あるお仕事、お疲れ様です。(^^)

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今回は、行列の順は無視して、私流でご案内しています。続いて何か”持ってる”方々です。籠の中には何が入っているんでしょうね。写真右下は、賀茂両社の神前に供える御幣物を納めた櫃です。御幣とは、神様への捧げもので玉串とか・・・。食物などではないようです。下社二座、上社一座、合わせて3つの櫃が運ばれていきます。ちなみに賀茂神社は、下鴨(賀茂御祖)が親、上賀茂(賀茂別雷)が子です。

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時代祭のように、武器のほかにも、いろいろ調度品も持っています。虎の毛皮は、簡単に手に入らない超高級輸入品だったのでしょうね~。今も別の意味で手に入らなくなりましたが・・・。

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持っているのが大変そうなのが傘です。特に、花を飾った風流傘は大変そうですよね。4人で順番に持つそうです。

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お姉さんに傘をさしかけるのも大変そうですね。でも、ちょっといいかも?花傘をさしかけられるのは命婦(高級女官)です。普通の女性じゃダメなんですね~。

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この後は、牛車と女性の列をご紹介します。次のぶろぐにて。

社団法人 京都市観光協会 http://www.kyokanko.or.jp/ 葵祭