まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都「葵祭」行ってきました!2011 (2)

2011年05月18日 | 京都の祭

5月15日は、京都の葵祭でした。下鴨神社と上賀茂神社の例祭で、祇園祭、時代祭とともに京都三大祭に数えられています。先に、お祭りの歴史と、路頭の儀の、お馬さん、男性陣の様子をご報告しました。続いて、女性陣です。行列の順は無視して、私流に説明しています。

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女性の行列は、一台目の牛車(のちほど紹介)が過ぎて、お花飾りの風流傘の後からです。写真左上:花傘をさしかけられているのは内侍(上級女官:ないし)や命婦(中級女官:みょうぶ)です。

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馬に乗るのは騎女(むなのりおんな)です。斎王(のちほど紹介)付の巫子で騎馬で参向します。足元は革靴です。かわいい童女(めのわらわ)もいます。今も昔もかわいい子が選ばれたんでしょうね~。

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続いて、牛車です。これは勅使の乗用のものを行列を立派にするために引き出されたものだそうです。誰も乗ってないってことですね。さて、突然ですが葵祭を直接見ないと実感しないことがひとつあります。それは音がないということです。お囃子とか歌もなく、ただ静かに行列が過ぎていきます。たまにヒヒヒィ~~ンという馬の雄叫びと、牛車の車輪の音・・・。牛車の音は、昨年の時代祭の際に動画を撮っています。響き渡る車輪の音をお聞きください。

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きれいに藤の花や山吹が飾られています。そのあとに替牛が続きます。考えてみれば、牛さん1頭でひいているんですよね。お供の方が、多少押したり、ひいたり、してるのかもしれないけど・・・お疲れ様です。

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葵祭のヒロインというべき「斎王代」です。今年の斎王代は56代目、同志社大学の4年生です。つねににこやかにして楽しむようにしたとコメントされていましたが、その言葉通りに、ずっと静かに微笑んでいた様子が印象的でした。

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斎王とは、天皇の即位後、天照大神の御杖代として伊勢神宮や賀茂社に奉仕する未婚の内親王や女王の事で、斎王代というのはその代りって事です。ところで、斎王代が祭のヒロインだとすると、ヒーローは誰?行列最高位の勅使でしょうか?ただし、賀茂社の路頭(行列)の儀に参加されているのは代理の方、社頭の儀に参加されている勅使は宮内庁の方です。うーん・・・やっぱヒーロー不在かな?いや、みなさんが主役ですね。(^m^)

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行列の最後は、2代目の牛車です。こちらは最も位の高い女官が乗る・・・とありますが、乗ってるのかな?御簾の中は見えません。そして、最後尾は、救急車です。以前見たときは救急車も最後を堂々と進んでいきましたが、今回はトラブルがあった?のか、途中で止まってしまいました。

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行列が去った後の御所です。有料席の並びがなんかちょっとさみしい感じです。お土産の売店が少しだけでていました。

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今年の葵祭は、日曜日開催に加え天気にも恵まれ本当にすごい人でした。中には人ごみにもまれ思うように見学できなかった方もおられるようです。平日であればこれほどの人ではないので、ぜひ、これに懲りず来年も見てくださいね!

葵祭 http://www.kyokanko.or.jp/3dai/aoi.html

京都御苑 http://www.fng.or.jp/kyoto/kyoto-index.html

京都御苑はよく出かけています。【京都御苑周辺:カテゴリ

葵祭の際は臨時駐車場(500円)があります。ただし、渋滞もあり出入りにずいぶん時間がかかります。公共交通機関がお勧めです。