まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都国立博物館「THE ハプスブルグ」を見てきました。

2010年02月09日 | 京都市東山区

先日(1/29)、京都国立博物館で行われている「THE ハプスブルグ」を見てきました。1869年に日本とオーストリア・ハンガリー二重帝国が国交を樹立し140年がたちます。これを記念して、ハプスブルグ家ゆかりの絵画や工芸品など116件が展示されています。特別出品として、明治天皇がフランツ・ヨーゼフ皇帝(エリザベートの夫)に贈った100図からなる風俗・物語・花鳥図画帖と蒔絵書棚も、初めて里帰り展示されています。とくに興味深いのは、風俗図の色鮮やかなことです。江戸時代の人物画が細かく描かれています。

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ハプスブルグ家は、600年にわたりヨーロッパを治めた一族です。歴史的に重要な人物をたくさん輩出しています。そのハプスブルグ家の肖像画が多数展示され、マリア・テレジア、皇妃エリザベートの肖像画などは息をのむほど美しいです。ちなみに、皇妃エリザベートのパネル(たぶん等身大)がミュージアムショップ近くに設置されています。ヨーロッパの肖像画や宗教画などで見る女性はどれもふくよかな感じなんですが・・・彼女は身長170センチ、体重50キロ、ウエスト50センチだったそうです。え?本当?と思いますが、すでに写真のある時代(日本でいう江戸から明治)だったんで、美しさは本物です。この体型を保つために、たいへんなトレーニングや食事制限をしていたとか?(@Д@;)

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現在、平常展示館が2013年の完成を目指して工事中です。完成予想図が掲示されています。なお、以前の平常展示館は【前ぶろぐ】にて。取り壊しの2日前の姿です。

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今回も音声ガイドを利用しました。(500円)ナビゲーターは高嶋政弘さんです。鑑賞にかかる時間は、音声ガイド案内を全部聞いて、その他も順に見て、ショップも見ると90分ぐらいかな?・・・・私のような興味度そこそこの場合ですが。(^^;)

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ミュージアムショップで本を買ってきました。教育テレビで現在放送中の「NHK知る楽 探究 この世界」の本です。展示、番組とリンクしていて読み応えあります。今まで、肖像画を単なる美術品として見ていましたが、描かれた人物、描いた人物、描いた時代に焦点をあてていて、すごーく面白いです。これを読んだらもう一度、肖像画に会いに行きたくなりました。

京都国立博物館 http://www.kyohaku.go.jp/

「THE ハプスブルグ」は3月14日までです。観覧者用の駐車場(無料)がありますが、ピーク時は大変混んでいます。混雑状況がHPで見れます。