まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

東寺のご利益さんを紹介します。

2009年10月15日 | 京都市南区

P1090489_2昨日、秋期特別公開が行われている東寺の宝物館で、国宝の曼荼羅を見てきました。詳細は前日ぶろぐにて。東寺は、家から近いこともあり、毎月21日に行われる弘法市、第一日曜日に行われるガラクタ市など機会があるたびに出かけています。東寺は見所いっぱいのお寺です。

今回は、最近話題の・・・と、いうか最近案内板が設置された「ご利益スポット」をご案内します。それは、門(写真左)をくぐったところにある毘沙門堂(写真左下)の隣(西側)にあります。余談ですが、毘沙門堂内に祀られていた不動明王は、昨年盗難にあい、今春に戻ってこられました。以前は、障子も開いていましたが、最近は用心のため?閉まっていることが多いです。

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P1090486_2 いくつか石碑が並んでいますが、そのなかに亀?の上に大きな石がのった石碑があります。以前から、なんか不思議な石碑、亀さん重くてかわいそう?と思っていたのですが、実は、これは亀ではなく中国の想像上の動物の贔屓(ひいき:竜の子)で、重いものを背負うのが好きなのだそうです。そんな好み・・・。(@@;)甲羅の上に建つ石塔は不滅といわれ、古来から柱や墓の土台に用いられているそうです。

最近設置された案内板によると、この石碑の名前は「尊勝陀羅尼(そんしょうだらに)の碑」です。北野天満宮の宗像社のそばに建てられていたものが、ここに移されました。この周囲を回りながら亀(贔屓)の頭や手足をなでて、その掌で自分の患部をさすると万病に効くそうです。手のほかに、この贔屓のお力を頂く「万病ぬぐいの布」が大師堂内で授与(300円)されています。

ちなみに、尊勝陀羅尼とは、百鬼夜行に出会った時(最近はなかなかお目にかかれないと思いますが・・・)に、唱えたり(護符を身につけたり)すると難を逃れるといわれています。

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この石碑のふたつとなりに、おなじく病気に効くという「天降石(てんこうせき)」があります。古くからこの地にあったとされ、石を撫でた手で体の悪いところを撫でると病が治まるといわれ、別名「撫で石」ともよばれています。最近、胃の調子が悪いので(食べすぎ?)、撫でておきました。効果は・・・とりあえず食べる前に「あ、石撫でたんだ・・・」と、思いだし、良く噛んで食べています。気持ちが大切。(^^;)v

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おまけ:食堂(じきどう)で、京都出身の観瀾斎さんの作品展が行われています。長さ28メートルの迫力の木版画や、親しみやすい仏画を見ることができます。(入場無料)作品は購入できます。作家ご本人がいらっしゃれば、作品にサインもしてもらえます。はがきやタオルなど、愛らしい仏さまのモチーフの小物もあります。

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弘法市・東寺・東寺周辺についてはぶろぐ内検索にて。