まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

信長の菩提寺「総見院」秋の特別公開に行ってきました。

2009年10月10日 | 京都市北区

P1090425_2今日は、まじくんと2人で、紫野の「大徳寺」へ行ってきました。大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山で、鎌倉時代末期(1315)の開創です。応仁の乱で焼失しましたが「一休さん」で親しまれている47世住持の一休宗純が復興し、たくさんの諸大名が寄進をし、江戸時代の初期には現在のように整えられました。現在は、別院2ヶ寺と21の塔頭があります。

その中の「総見院(そうけんいん)」の秋の特別公開へ行ってきました。総見院は本能寺の変で亡くなった織田信長の菩提寺です。創建は、天正11年(1583)、信長の一周忌を迎えて、豊臣秀吉が建立しました。本堂でお茶を頂きながら説明を聞くことができます。

本堂(写真右下)には、中央に、開祖の古渓宗陳和尚の像が祀られ、むかって左側に織田信長の木像が祀られています。間には織田家の位牌があります。衣冠帯刀の姿をした座像で、人を射るような眼光は、信長の面影をよく伝えているそうです。一般に見る信長の肖像画に似ています。木像は当初2つ作られたそうで、一体は、葬儀の際に棺桶に入れて荼毘にふされたそうです。(本堂の中は撮影禁止です)また、墓所には、信長一族のお墓があります。

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本堂の横には、現在も、お供えの水に使用されている井戸があります。井筒の部分が大きな朝鮮石で彫り抜かれた珍しいもので、加藤清正が朝鮮から持ち帰ったと伝えられています。覗くときれいな水面に自分の顔が映ります。写真は、まじくんの顔が映っています。(^m^)

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お茶室への回廊の屋根に、輿が飾られています。この輿は、380年忌の際に、信長公の木像をのせたものだそうです。

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境内には、お茶室が3席並んでいます。こんなに茶室があるのは珍しいです。豊臣秀吉が北野茶会より先に開いた「大徳寺大茶会」では、総見院の方丈で秀吉がお茶を点てたと記録されています。

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秀吉がこよなく愛したという樹齢400年の日本最古の侘助椿(わびすけ)もあります。現在は、短い太い幹の周りに枝が繁っていますが、往時は、本堂ほどの高さがあったそうです。(写真右下)

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現在、大徳寺の3つの塔頭(織田信長の菩提寺:総見院、禅宗寺院現存最古の庫裡:紅梅院、前田家の菩提寺:興臨院)で、秋の特別公開が行われています。(12月上旬まで。)期間中にあと2つも訪ねたいと思います。もう少し紅葉が進んでからにしようと思っています。(ガイドよる案内があるので1ヶ所30分ぐらいはかかります)

拝観料 大人:600円 高校生400円 中学生300円 3ヶ寺共通割引券あり

参考サイト http://www.icom-kyoto.co.jp/kyotosyunjyu/index.html

P1090406大徳寺本坊方丈では、明日(11日)に曝涼展(虫干し)が催されます。100点ほどの寺宝が公開されます。毎年10月の第2日曜日に開催です。見たいなぁ・・・。拝観料:1,000円、雨天中止です。

大徳寺駐車場 1時間:500円 以後30分:100円

この後は、門前名物とランチをご紹介します。次のぶろぐにて。