先日(25日)、北野天満宮の「梅花祭(ばいかさい)」へ行ってきました。前日から雨が降り続き、梅花祭では、毎年上七軒の芸舞妓さんによるお茶会が催されるので、雨が止まなかったら、どうなるんだろう?と心配しながら出かけました。
到着した10:00頃には雨も小降りになり、空も明るくなってきました。雨の影響で、露店も少ないものの、シートを張ったり、商品をぶら下げたりと工夫しながら雨をしのいでお店を広げておられました。
2月25日は、祥月命日にあたりご祭神である道真公に梅をお供えする「梅花祭」が、約900年前から行われています。まずは、神事が行われている本殿をお参りしました。本殿前の紅梅も、前回訪ねた時【前ブログ】より、開花が進んでいます。
その後、地元の上七軒歌舞会の芸舞妓さんや女将さんたちが、総出でもてなす「野点大茶湯」を楽しみました。ちょうど始まったばかりでした。席は、座礼席と立礼席の2種類があります。どちらも料金(1500円:お茶・お菓子・宝物殿拝観込)は同じですが、座礼席は、その場に座った全員の呈茶が終わるまで立つことができず、時間がかかり、待ち時間も長いです。その代り、目の前でお茶を点てる姿を見ることができます。
立礼席(椅子)は、各自飲み終えた人から席を立つことができるので、待ち時間も比較的少ないです。(でも、30分ほど待ちました)お茶を運んでくる芸舞妓さんとも、楽しく話すことができます。とくに難しい話は必要ないです。お着物の事とか、お天気とか、気軽に応えてくれます。お運びで忙しい時は、一緒に記念撮影とまではいきませんが、声をかけると写真撮影もさせてもらえます。以前、ご紹介した鴨川踊り【前ブログ】の際の舞妓さんのお茶席は写真撮影禁止でしたが、ここは、撮影OKですから、カメラを構える人がたくさんいます。おかげで、のんびり静かにお茶を楽しむっていう気分には、なかなかなれませんけどね。お互い様ですね。(^^;)
立礼席は、座礼席を囲むように設置されています。お菓子は、鶴屋吉信さんのものでした。この生菓子のほかに、天満宮の梅をかたどった紅白の落雁と、厄除玄米2粒が頂けます。【昨年のブログ】に写真で紹介しています。
お茶を頂いた後は、宝物殿(写真左下)を拝観しました。宝物殿は、毎月25日と、梅、紅葉の季節、5月などに公開されています。毎日公開されているわけではないで、機会があればぜひご覧ください。(野点の料金に含まれています:通常は大人300円)
梅苑拝観は別料金になります。(大人600円・小学生300円)傘を差しながらも、たくさんの人が梅園散策を楽しんでいました。この日は、混んでいたし、雨がまた降り出したので、拝観せずに、外から写真を撮らせていただきました。
この後は、境内の梅と天神市の様子をご案内します。次のブログにて。