先週(29日)、第42回非公開文化財特別公開中の「智積院(ちしゃくいん)」へ出かけました。
智積院は、真言宗智山派の総本山で、江戸時代、豊臣秀吉の子、鶴松の供養のためのお寺「祥雲寺」の跡地に玄有僧正が紀州根来寺の塔頭の智積院を再興しました。東大路通りに面していて、自宅から清水寺へ行く時に、いつも前は通っていましたが、訪ねるのは初めてです。
今回特別公開されているのは、宸殿です。京都画壇を代表する堂本印象の華やかな襖絵を見ることができます。残念ながら、一切写真撮影ができませんが、パネルやチケットにふすま絵が使われていましたので、せめてものご紹介に・・・。(写真上)宸殿は今でいうところの応接間で、華やかなお茶を楽しむ女性の絵もあれば、自然や動物を描いた水墨画の襖絵もあり、同じ人物の作品とは思えないです。
境内のあちこちには、梅の花が咲いていて、時折風が吹くと梅のいい香りが漂います。もう、春かな?なんて思っていても、まだまだお天気が定まらないですね。今夜また雪が降ると予報がでてますが・・・。
この後は、庭園と国宝の障壁画をご紹介します。次のブログにて。
特別公開拝観料:800円(一般公開含) 駐車場:無料