昨日、京都の錦市場へ出かけました。東京へ単身赴任が決まった叔父への贈り物の「包丁」を買うためです。もともと海外赴任や単身赴任が多かった叔父なので、台所仕事は慣れています。何か必要なものは?と、訪ねると「台所用品」という事だったんで、それならと、私が日ごろ使っている「有次(ありつぐ)」の包丁を贈る事にしたのです。
「有次」は、1560年に、現在の本店の場所で鍛冶屋をしたのがはじまりで、その後太平の世とともに、包丁や小刀などを作り、明治40年頃から打ち出しの鍋なども作りはじめたそうです。私が訪ねた、錦店が開かれたのは昭和56年の事だそうです。御幸町西入る鍛冶屋町と案内がありますが・・・私にはわからない?まだ京都の地名が覚えられません。早い話が錦市場の錦天満宮側というか寺町側から入ったらすぐです。(^^;)
許可を頂いて、撮影させてもらいました。小さな店ですが、包丁をはじめ、鍋や抜き型、ザルなどたくさんの台所用品が置かれています。
抜き型の種類も大きさもたくさんあります。今からの季節に使える文字焼きの「大」という抜き型もありました。お値段は1,000円ぐらいからです。
さっそく包丁を買おうと思ったら・・・「クレジットカードは使えません」の文字が!がーん(@@)高額な買い物はほとんどカードの私。そういえば、京都の老舗はカードが使えないところも多いのよねー。先日の貴船もそうだし。(^^;)考えてみれば、ここにはいつも姑と一緒に来てたから、カードが使えないなんて気づかなかったのよねー。
そこで、歩いて10分ほどの高島屋の6階にある有次のコーナーに行きました。そこだとカードが使えるのですが、包丁への名入れをすると後日受取になります。そこでまず、包丁をカードで買って、そのまま本店へ戻り、名入れをしてもらいました。(名入れは無料で5分ほどです)*写真を拡大すると名入れが見れます。
私が買ったのは「平常一品」というシリーズで、鋼(はがね)をステンレスにはさみこんだものです。実際に私も使っています。鋼100%のものより軽くて、さびにくいので扱いも楽です。2年に1度ぐらい、有次に研ぎに出して(3週間ぐらい1,200円ぐらいから)大事に使うと、一生使えそうです。(ぺティナイフ:5,565円 三徳牛刀包丁9,660円)サイズや、つばあり、なしなど、種類がたくさんあります。
ついでに、錦市場を歩きました。おいしそうなものがいっぱいです!
錦市場へ訪ねたら、ぜひ「有次」に寄ってみてください。お土産に、抜き型やおろし金ぐらいなら荷物になりませんし、値も張りません。お鍋もおどろくほど長く使えます!修理もしてくれますよ。
有次 http://www.kyoto-nishiki.or.jp/omise/zakka/tenpo-005.html
この後は、鴨川の川床をご紹介します!次のブログにて。