3月3日は、桃の節句ですね。残念ながら我が家には、お雛様がないので、上京区にある宝鏡寺(ほうきょうじ)の人形展に出かけました。
このお寺は、歴代の皇女が住持をつとめた歴史を持ち、皇室ゆかりの尼門跡寺院として、歴史を紡いできました。人形の寺としての由来は、その皇女たちが幼少時代を過ごされた折に、父である帝から贈られた人形が大切に保管されているからです。
境内には、人形塚があり、年に1回(10月14日)人形供養が盛大に行われます。境内には、めずらしい椿や伊勢なでしこなどの花が四季折々に咲いています。特に、伊勢なでしこは、このお寺の庭でしか育たないそうです。
今年の人形展は「人形展 第100回記念 春の人形展」~源氏物語とひいな~(拝観料600円)とされ、御所風のお雛様や、源氏物語の絵巻を再現した等身大の人形が展示されています。3月1日には、雛祭りが開催され、舞などが奉納されます。展示物はもちろん、室内もお庭も写真撮影が禁止されているので、お伝えできないのが残念ですが、時代ごとにお顔や装束の違うお雛様が見ることができました。特に、冠などは、現在のものより豪華で凝ったものが多いように感じました。
お寺を出た後、すぐそばの「俵屋吉冨 小川店」へ寄りました。
店内には、かわいいお雛様のお菓子もたくさんあり、おみやげに干菓子の詰め合わせ(945円)を買いました。箱に描かれたお雛様も、お菓子も、京風(右がお内裏様)に並んでいます。蝶や桜、はまぐりなど春らしい干菓子は、甘さも控えめで、まじくんも大喜びで食べていました。
店内の「茶ろん」では、お菓子やおぜんざいを頂くことができます。抹茶と上生菓子セット(735円)を注文しました。春らしい菜の花の生菓子は、中身が粒あんで、ふんわりとおいしかったです。
宝鏡寺には、専用駐車場がありますが、この時期は、停めるのが難しいです。今回は、歩いて5分ぐらいのところ(堀川通り)の、駐車場(20分100円)に停めました。人形展とお茶を頂いて約1時間半ぐらいです。
宝鏡寺公式サイト http://www.hokyoji.net/