ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

交通事故をなくすためにすぐやるべきこと

2006年09月25日 | ITS
昨日までITSがらみの安全運転支援について批判を書いてきた。
そこに、川口の園児死傷事故だ。

最初このニュースを見た時に、携帯メールじゃないか、と疑ったが、容疑者は助手席においたカセットステレオのテープを裏返そうとしていた、という。
なんか30年前のような話だが、業務用ライトバンにはラジオしか付いていなかったのだろう。

それ以前に、この男は人車が混交する裏通りを40-50キロで走行していたという。
これが問題なのだ。
ほとんどの先進国で、人車が混交する道路には「バンプ」がある。正式名称は知らないが、高速では通過できない路面の凸である。

実は最近はタイにもある。しかし日本には、少なくとも公道には、ない。

私の家の前の道は、徐行しなければすれ違いが出来ない4m道路だが、そこをフルスロットルで加速する2t車なんて輩が存在するのだ。玄関でつまずいたら即死だ。

はっきり言いたい。センサーで歩行者を関知し、ビーコンやらDSRCやらで車載器に通信で送信し、車内の機器で危険を感知する、なんてのは百年早いのだ。
いますぐにやるべきことは、人/自転車/車の混流を整理することだ。


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1 コメント

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大賛成です。・・・ 言語道断、100年早い。 (J)
2007-08-23 15:57:31
ご意見に大賛成です。ちなみに、川口の事故では運転手自身は時速60kmを越えていたと証言し、警察・検察は時速50~55kmと鑑定しています。直前の右折は35kmほど。言語道断です。
 こういうとことにITSを使わず、センサーで歩行者感知など100年早い、そのとおりですね。
 
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