ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

国交省 ETC2.0紹介ページ

2014年10月13日 | ITS
ITSスポットサービス改め「ETC2.0」を紹介するWEBページが国交省のサイトに出来たのでご紹介しておく。

トップページに,日本は貧弱なネットワークで年約50億時間を損失,とあるが,これは道路ネットワークの物理的なインフラの問題。ETC2.0となんの関係があるのか?
道路情報提供で改善するのだ,と言いたいのだろうが,我が国にはFMVICSという他国に先駆けた交通情報システムがあるはずだが,ならこれはまるで効果がなかった,ということなのだろうか?
今回,それに「毛が生えた」程度のETC2.0で何が改善するのだろうか?

また,安全運転情報に関しては私のブログの検索窓から「参宮橋」で検索してもらうとそのカラクリがよくわかります。

広がる民間サービスのページはもっと酷い。
というか,「ずいぶんやってきたけど一部のフェリーくらいしか実現しなかった」民間サービス,とタイトルを変えるべきだろう。駐車場は殆どなくなってしまったし,ガソリンスタンドやドライブスルーは10年以上普及促進やっても一箇所も実現しない。
商店が顧客管理に使える,なんて書いてあるけど,それはプライバシーの問題から絶対に無理。

というような状況で,バー無しノンストップ通行を餌にして普及を図る考えらしいが,実際にはバー無しは現在のETCでも実現できるはず。2.0仕様でなくてはならないとは思えない。
→ETC無しで突破した場合はどうせカメラで撮影するわけだから,車載器が車両情報をアップリングすることが必須ではない筈。

単に,新規格普及のための口実でしかないように感じる。


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