ITSを疑う

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上海に大丸がオープン

2015年04月21日 | 上海生活
商業施設が完全に過剰となっているうえに、通販の拡大により上海のショッピングモール、百貨店はどこも苦戦している。
パークソン等は確実に集客できる飲食の比率を上げて対応しているのが現状だ。
さらに在留日本人の数も最盛期から2割以上減っており、特に日本人を相手にした商売でこの先成功するのは至難だろう。

そんな中で、大丸が中国資本の新世界と組んで新たに百貨店をオープンした。
(現時点ではソフトオープン。5月にグランドオープン)

場所は南京東路。三菱電機製らせん型エレベータを設置した内装が話題を呼んでいる。

しかし、問題もある。
最初に書いた百貨店の不振が最も根本にある問題だが、私が懸念するのはその立地。
南京東路という場所は上海のガイドブックでも最初に紹介される繁華街なのだが、その客筋はいわゆるお上りさん。上海の金持ちや日本人が買い物に行くエリアではない。
週末ともなるとものすごい人出となるが売れるものは土産物ばかりという場所で、高級志向の百貨店にどれほどの勝算があるのだろうか?

とはいえ、誰もいかない場所にデパートを作ってしまった高島屋よりは期待できるけど。


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