ITSを疑う

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中国デュアルSIMスマホ サブカードに関する注意

2016年10月23日 | 上海生活
久しぶりのエントリーは中国生活+モバイル関連。
最近の中国携帯の進歩はめざましく、HUAWEI(華為)を筆頭に高性能・高品質なスマホが比較的手頃な価格で購入できます。
そして中国スマホではSIMカードが二つはいるデュアルSIM機が多い。
中国在住の日本人は日本との往復が多く、SIMの入れ替えが不要なデュアルSIMはとても便利。短期訪問であれば技適がなくてもOKになった(なる?)ようなので、これの活用に関して解説します。

昔のデュアルSIMはSIMを二枚入れることが出来るが同時には待ち受けせず切り替えて使う方式でしたが、最近のものは同時待ち受けが可能になっています。
しかし、同時待ち受けの場合のバンドが色々とあるので注意が必要。
うっかり調べずに買うと日本でデュアルSIMが機能しないことがあります。というか、機能しないことの方が多い。

中国では3Gの形式は3つあり、中国電信(CDMA2000、日本て言えばAU)と中国移動(TD-CDMA、中国独自)、中国聯通(W-CDMA, ドコモ、SB)でそれぞれちがいます。日本でのローミングの融通性から中国聯通を使っている方が多いと思います。

一般のデュアルSIM機は片方が3G,4G通信時にはもう片方(副卡、以下サブカード)は2Gになってしまいます。2Gは日本では使えないGSMなので日本では県外圏外になり、これを購入しても無意味です。
最近やっとサプカードで3G対応の機種が出てきました。華為のP9、MATE8や小米5,5S、楽視などです。
しかしこれも注意が必要。華為はサブカードの3GはCDMA2000しか対応しません。つまり中国電信のSIMしか日本ではサブカードとして使えません。
また、日本のSIMをサプカードにする場合はAUしか使えず、AU回線をつかうNVMOはMINEOしかありません。

サブカードがW-CDMA対応、つまり中国聯通使用可のデュアルSIM機は 小米5,5S及び楽視の楽MAX2。(小米のMOTE3と楽PRO2は多分OK。但し楽PRO3は最新機ですがサブカードの3GはCDMA2000です)。他にも数社あるかもしれませんが、私の知る確実な機種はこの二つ。(これをどうやら全網通3.0というらしい)

小米5Sも楽視のMAX2も性能的には全く不満がない機種です。
これらであれば、日本でメインカードに日本のLTE(3社ともOK)を挿して、サブカードに聯通SIMのローミングで受話、SMS受信が可能です。
なお、スマホ側がW-CDMA対応している場合、私の経験では移動SIMでも日本でNTT回線でローミングできました。これは詳細の理屈はわかりません。参考まで


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