ITSを疑う

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オバマ TPPに関連し「東京にはアメリカ車が走ってない」の謎

2015年04月21日 | 雑記

4月18日の日経新聞記事を読んで本当かな、と思った。

米大統領、TPPは「日本市場を開放」 妥結へ強い意欲

これによれば、オバマ大統領は

対日貿易に関し「ワシントンではたくさんの日本車が走っているのに、東京にはクライスラーやGM、フォード車がどれだけあるか」と指摘。「現状は米国にとって良くない」と述べ、TPPを妥結させることで日本に自動車や牛肉など農産物の輸出を増やしたいとの考えを示した。

と発言したというのだ。ネットではかなり大きな反響を呼んでいる。

本当にこう言ったのだろうか?そうだとしたらオバマ大統領はちょっとヤバいんじゃないか?
そもそも日本は車に関税をかけていない。車に関してはTPPで日本が譲歩する部分なんてない。(軽自動車規格撤廃という内政干渉的な話を除いて。これは単なる駆け引きで、日本が軽自動車税優遇をやめたとしてもアメリカに売る車はない)
TPPを締結してもアメリカから日本への自動車輸出は増えない。逆にTPPでは日本がアメリカの関税撤廃を求めている。

海外を含め他のメディアでのこの記者会見の報道は「TPPに参加することでアジア市場での中国の独走を止めるべき」ということだけで、この日本車に関する記載はない。
私は日経の勘違いではないのかなと思う。そもそもこの記事内容に矛盾を感じないこと自体おかしい。

原文を読んでみたいけど、検索しても見つかりませんでした。


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