みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

チャーチル戦車の巻(その5)

2006年04月02日 22時44分15秒 | AFV(英・チャーチル)
Mk.VII用に新たに設計された砲塔は、側面が鋳造で、上面装甲板をこれに溶接するという構造になっています。主砲はMk.VIから採用されたマズルブレーキつき75ミリ砲。この砲塔パーツを、Modell Trans(左)とミリキャスト(右)で比べてみました。やはりところどころ微妙に違います。一番大きな違いは、主砲周辺でしょう。内装式防盾の開口部の幅がずいぶん違います。ミリキャストの方が若干実物のイメージに近いかな、と思いますがいかがでしょう。実はMk.VII用砲塔の初期型には主砲開口部左右のバルジが無いタイプがあるのですが、その写真を見るとModell Transの幅に近いようにも見え、判断の難しいところです。
さて主砲周辺以外では、上面装甲板の折れ曲がり部の溶接跡、ベンチレーターの位置と大きさなども目立つ違いですね。これらも実車写真と比べると、ミリキャストの方が似ているように見え、またタミヤの35分の1にも近い。もっともタミヤが完璧だというわけではありませんけど(あの前面装甲板は問題なしとは言えない)。
ちなみに、先ほど触れたバルジの無い初期型砲塔を作るには、ここに見えている主砲開口部左右のバルジを削ってしまえばよいのですが、ただしその場合、車長用キューポラもMk.VIまでと同じ旧型を取り付けなければなりません。ミリキャストはご覧のとおりキューポラとハッチが別部品になっています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿