みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

スケールアヴィエーション今月号雑感

2011年02月19日 01時10分18秒 | 書籍
 スケールアヴィエーション誌の今月号が「冷戦時代のソ連軍機2」だったので、買ってみました。スケアビも久しぶりだな。最近はアーモデばかり買っていたので。
 今回のソ連軍機は爆撃機など大型機がメインなので、キットも大型のものばかりです。まあ最近はMiG-15や17や21など小型機ばかりいじっているし、作っても置き場所もないし、大型機の保管は作らずに箱のままが一番などとけしからん事を考えているしで、完成品を雑誌で眺めるのを楽しむことにしましょう、ってことで。
 ソ連機の大型キットということになるとメーカーも限られてくるので、Aモデルの独壇場って感じもします。おお、買った買った、スホーイT-4「Sotka」。出て割とすぐに買ったので、箱絵は白黒イラストでした。この白黒のものは今では見かけないので、ある意味貴重かも。友人に聞くと、複合素材のパーツは中の布状の補強剤が表面に露出しているものもあったそうなのですが、私のはたまたま大丈夫でした。M-3バイソンもM-50バウンダーも、すげえ。バイソンは、私は古いレベルの半端スケールキットしか持っていません。あれも結構よかったんだけど。
 大きいものばかりではなく、TOKOの1/288ミニキットも採り上げられています。これも懐かしい。そういえば最近はあまり店頭で見ませんね。1/32のMiG=23フロッガーやSu-25フロッグフットも作例が載っています。ええっと、最近は中国製キットは極力避けているので、これも誌上で鑑賞のみ。
 それ以外には、ニュルンベルクホビーショーの速報も載っています。へえ、ハセガワが1/72でSu-33の新金型キットをだすのか。昔のSu-27は寸法や機首のラインが不正確だったそうですから、こちらには期待できます。トランペッターも1/72でSu-27を出すの?ハセガワがあるからイラネ。こがしゅうと氏の「アナタの知ラナイ兵器」はまだ続いているのか。今回は「紫電」だから私の守備範囲外。「ヤタラと」とか「するツモリ」とか「シゴク当たり前」とか、カタカナで書くのはやめたのかな?「我が陸海軍というグンタイは」って、まだやってらあ。「MiG-十五」とか漢数字を使うのはやめたのかな?「TBM-三W二」って、まだやってらあ。
 それから、竹縄昌氏の連載「飛人探訪」も面白かった。組み立て説明図の作画を手がけたイラストレータ摺本好作氏の話です。いや~、我々の世代にとってはやはり「組み立て説明図」ではなく「設計図」ですよね~。あれは立派に読み物、もしくは鑑賞の対象だったな。プラモの組み立てのためにだけあるのではない。それなら作り終わったら捨ててしまえばよい。でもずっと取ってて、かなりの量になっていました。もちろん、子供の頃はプラモをどういう人達が設計しているか、箱絵や説明図をどういう人達が描いているか、なんてことは意識に上りません。しかし、そうした作った人々にも目が行くようになる、それが大人の趣味ということだと思います。映画もアニメもドラマもそうですよね。私も友人に同行して、飛行機プラモの木型の原型師にお会いしたことがあるんですよ。このソ連機特集にも作例が載っている、エッシーのTu-22はその方の原型だそうで、設計図、もとい組み立て説明図にサインをいただきました。仕事場や木型の本物も見せていただきましたが、本当に我々からすればまさにネ申ですね。