みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

マスターボックスのUS NAVY WAVES その2

2011年02月13日 13時10分13秒 | フィギュア(軍事)
 さてこのキットを買ったのは、女性兵士のスカート部分がうまく組めるかどうか、マスターボックスのパーツ精度に興味があったからなんです。一昔前ならスカートの裾の内側には一切空洞が無い、スカートの裾より内側は無垢のプラの面でした。昔のタミヤの将校セットの地図を持った将校のコートの裾みたいな状態ですね。しかし今はそれで済ませるような時代ではありません。最近はコートの裾も巧みな部品分割で内側がちゃんと凹んでいる、というキットが増えてきました。しかし、スカートの場合、プリーツってんですか、襞があったりしますししますから、そこがうまくつながらずに途切れてしまうと、出来損ないのチャイナドレスみたいになってしまいます。
 で、スカートの裾はそれぞれこんな感じになりました。裾も側面も綺麗につながっています。さすがはマスターボックス。スカートの中にちゃんと足があるような皺や盛り上がりを見ると、原型師の技を感じます。特に白い制服の方の人は、スカートの前面に大きな襞がありますので、ここを上手につなげないといけません。

問題無くつながってますね。
 でもやはり全くズレが無くピタリ、というわけにはいきません。パーツの合わせを見ながら慎重に削って行かなければなりません。コツは、別パーツになっている部分の上下左右全部を合わせようと思わないこと。どちらかに寄せて片方で余らせるんです。どこか優先して合わせたいところを決めて、そこを合わせて、反対側は合わなくても無視しておく。この場合スカートの裾の方を合わせた方がよい。裾を削って自然さが無くなっては困る。腰の方、上半身との接着面の方で余らせておけばいいんです。そうすると、腰の方は若干でこぼこになりますが、それは接着剤が乾いた後で、ハードコートヤスリで強引に平面に均してしまえばOK。ついでに上半身の接着面も平らにしておく。そしたら接着はピタリです。だからカッティングシートにこんな風に置いても、シートとの間に隙間ができません。本当によく削れるヤスリってのは必需品ですね。
 ご覧の通り、スカートの裾がやや厚すぎて、拳銃弾くらいは止めてしまいそうですが、まあ1/35のフィギュアですからこれくらいは許容範囲。てか、この裾を薄く削るなんて、大変な作業になりますし。
 さあて、これで練習してうまくなったら、次は同じマスターボックスのフランスレジスタンスの女の人。そしてさらには「Scotland the Brave!」のバグパイプ手へとステップアップします。