みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

銃のスリングの作り方 その1

2010年03月20日 21時22分03秒 | フィギュア(軍事)
 HobbyTerraの通販で最近Aモデルの新製品をいくつか手に入れました。ついでにヒートペンの話の続きで、1/35のフィギュアの銃にスリングをつける方法をいろいろ考えています。どちらもレビュー&レポートをしたいのですが、どっちからやろうかな。まあしばらくこの話題を交互にということで。いや、もったいぶるほどの話ではないんですが。

 銃のスリングを作るには、鉛板とかマスキングテープとかエッチングパーツとか、いろいろな方法があります。何しろ銃の持ち方とかフィギュアの姿勢とかでいろいろぐにゃぐにゃと形を作らなければならないので、鉛板など金属系が加工しやすいのでしょうが、問題は銃への接着。瞬間接着剤の点付けとか、あまり得意ではないんですよ。フィギュアが専門ならがんばりますが、私の場合は気に入ったフィギュアのキットをあくまで気軽に、というのが方針なので、とにかく手間を掛けずにそれなりの実感を出せる方法を考えたいんですよね。要するに手抜き…。そこでプラ板を使うことを考えてみました。
 今までミニスケールAFVで使ったプラ板を考えるに、一番薄くて、しかも接着剤が効きすぎないという点で、イエローサブマリンのプレミアムパーツコレクションの「プラストライプ」がよさそうです。こういう場合は接着剤が効きすぎない方がいいんです。でないと薄いプラ板が溶けすぎてべちゃべちゃになったりするんですね。イエサブのこのシリーズは、各種の幅にプレカットされたものがそろっていて、非常に便利。カットされていないシート状のものもあります。厚さは0.14ミリで、タミヤやエバーグリーンのものより薄い。銃のスリングには幅0.5ミリのものがよさそうです。
 原則は、細かいことは気にしないこと。銃床へのつながり方はどうなっているかとか、金具はどこについているかとか、ベルト革のどこに穴が空いているかとか、そういったことは気にしない。とにかく適当。一応、銃の種類によってスリングの端が銃床の下面につくか側面につくかくらいのことは、ちゃんと確かめますけど。
 で、練習用に使ったのは、ドラゴンの6105「国防軍バルバロッサ1941」の小銃手です。小銃は右手に持っていて、スリングは垂れ下がるだけだから単純だろうと思ったんです。プラ帯を適当な長さに切って、片方を折り返して、両端を銃床に接着。と、言うだけなら簡単ですが、問題はいかに自然にプラ帯をたるませるかです。イエサブのプラ帯は指でしごく、棒やマルチツールに巻き付ける、などの方法でカーブをつけやすい材質です。しかしどうしても弾性が残るので、全体がピンと張って弧状になってしまいます。もっと自然に垂れ下がる感じにできないものか…。
 もう一つ、この小銃手は左肩に振り分け荷物にして機銃弾ケースを担いでいます。キットのパーツにはそのつり革は全く入っていません。これもイエサブのプラ帯で作ってみました。写真ではよく見えませんが、左手で握っているところから下は、弾薬ケースの取っ手をくぐって折り返してあります。手から上は二枚重ね。背中側も同様に取っ手をくぐらせて二枚重ねになっています。
 自然にたるませた状態で(弾性で戻ろうとしないように)固定するために、ヒートペンで加熱しながら曲げてみようとしましたが、やはりこのプラ帯は非常に薄いのですぐに溶けてちゅるちゅるになってしまいます。先日から大活躍のヒートペンですが、残念ながらこれはだめかな。もっと先端温度が下がるように先端を冷ましながらやればよいのかもしれません。ヒートペンが使えないとなると、後は少しずつ曲げるしかありません。写真の程度には何とかできましたが、もうちょっと自然な感じにたるむように、まだまだ工夫が要りますね。