みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ツィメリット、上達の跡

2010年03月01日 18時23分16秒 | 工具・材料
 さて、トランペッターで練習して、フジミでリハーサルを行ったヒートペンによるツィメリットコーティングですが、ちょっとマクロレンズで撮影して比較してみました。右が練習用のトラペ、左がリハーサルのフジミです。拡大するともうアラが見え見えですが、まあ実際は肉眼で離れて見ね、ってことで。
 右のトラペ、四本ずつ線の入ったスタンプが並んでいるのが分かってしまいます。何しろそのスタンプが縦に連続しておらず隙間が空いてしまっていますから。左のフジミは、これくらいなら何とか縦に連続した刻みに見えると思います。もちろんよく見るとがたがたですが、まあもっと練習すればもっときれいになると思います。後は塗装や汚しでごまかすだけ。
 フジミの方は、フェンダーぎりぎりのところで溝が途切れているところが見えます。フェンダーの縁が来る場所にあらかじめ鉛筆で線を引いておき、その辺りまでコーティングをして、後からフェンダーを接着。その際、鉛筆の線をやや越えるくらいまでコーティングしたつもりが、やや手前で終わったところがあるんですね。
 しかし実写写真を見るとフェンダーの下までコーティングはあるので、本当は車体側面全体に施すべきなんでしょう。最初はコーティングのでこぼこがあるとフェンダーが接着しにくい、あるいは凹凸ができるかもと思ったのですが、この溝は細いものなので、たぶん接着剤で簡単に平らになじんでくれると思われます。次はコーティングは全面に施してみよう。
 前回の繰り返しになりますが、結論から言うと、このトラペとフジミの結果の違いはひとえにビット先端の温度管理にあります。プラの材質の違いということもありますが、やはり大きいのはピットの温度。温度が上がりすぎたなと思ったら、水で濡らしたティッシュペーパーにジュッと当てて温度を下げます。その直後は温度が下がっていてプラに当てても溝が出来ないことがあるのですが、同じ所にもう一度当てるときれいに溝ができる、というくらいのタイミングです。面倒がらずにこれをこまめに繰り返すことだと思います。すると時間的余裕もできますから、前に刻んだ溝とずれないように連続するように落ち着いて作業ができますし。
 今までラッカーシンナーやリモネン系接着剤を車体表面に直塗りして試した経験から、このヒートペンも車体に直接で大丈夫だろうと考えました。一方ビットの取扱説明書には、薄いプラ板(プラペーパー)をあてがって行う方法も書いてあります。次はそれも試してみよう。練習用もリハーサル用も、まだ買い置きがありますから(笑)。