みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

フジミのティーガーもう一台作っています

2010年03月06日 01時02分49秒 | AFV(独)
 さて、フジミのティーガーI、もう一台作り始めました。何年か前に作ったやつと合わせれば、これで三台目。履帯の巻き方も結構慣れてきました。プラパーツの厚みからどうしても角が出てしまう右側誘導輪の上も、あらかじめ調整しておいたのでOK。その代わり、左側誘導輪前方をあらかじめ曲げておくのを忘れていたため、ちょっと角張ってしまいました。
 それはそれとして、この一台は、前回課題だったツィメリットコーティングが所々剥がれた感じをどう表現するかに挑戦。それから使い古された感じを加えるため、サイドスカートの外れたところを再現してみました。さらに車体左側面の履帯交換用ワイヤーの練習も兼ねてます。

 ヒートペンによるコーティングで所々剥がれた感じを出すにはどうするか、いろいろ考えてまず剥がれた場所にマスキングテープを貼っておきました。その上からヒートペンでツィメリットを施してみようと言うわけです。ところが、モデラーズのを使っても、タミヤのを使っても、ヒートペンの熱が通ってしまうので、マスキングの下にも溝が出来てしまいます。そうなると、コーティング部分と剥がれた部分との境界線がくっきりしないんですね。溝がだんだん消える場所と、ビットのスタンプの跡がそのまま残って境目がカクカクする場所とができてしまいます。
 そこで、マスキングテープを剥がした後、コーティングが剥がれた部分の境界線に溶きパテを筆の先でうっすら盛ります。そして後はラッカーシンナーと筆で境目がやや盛り上がる感じになるよう筆先でつついて均(なら)してみました。これで内側に入り込んだ溝を埋め、カクカクした境目をむりやり滑らかにつなぎます。それで、コーティング部分と剥がれ部分との間に小さな段差を作るんですね。
 ここで、はたと気づきました。マスキングテープを貼っておいたところで境目は不自然になる。剥がした後は結局ラッカーシンナーで調整することになる。ならばわざわざマスキングする必要はないんじゃないか。そこでこの後はマスキング無しで、剥がしたい場所を残すようにヒートペンを当てました。もちろん境目はカクカク。それをパテとラッカーシンナーで整形します。結果的にはマスキングテープを使った場合と同じような仕上がりになりました。パテの色と、ラッカーシンナーを使った部分の光沢で、塗装をした後がどんな感じになるかつかみにくいのですが、まあパーツを組み終わってからサーフェイサーを塗ればある程度分かることでしょう。それからレタッチしても大丈夫だろうし。さあこれで、コーティングが剥がれた感じになるかな?