みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ミグ15の機首 その5

2009年08月08日 00時02分15秒 | 航空機(露・軍用機)
 そうそう、以前のブログで私は、ミグ15の大きい方の機関砲を30ミリと書いていましたが、これは37ミリの誤りでした。最近のものはちゃんと37ミリと書いているのですが、以前の記事も一応探して訂正しています。
 さて、前回の写真は有名なもので、いろいろな書籍にも載っています。今回の写真は同じシーンの別カットで、木箱に入れた37ミリ機関砲弾を整備兵が手に取っているところです。前回の写真の右端の人物の手なのでしょうか。カメラはミグ15の左舷側90度の位置に移動していますね。このシーンは書籍には全く掲載されておらず、これはヒストリーチャンネルの番組「ドッグファイト -華麗なる空中戦」からキャプチャーしました。
 37ミリ砲弾のデカさ以外にもう一つ注目していただきたいのが、木箱の向こう側に置かれた砲口カバーです。形状からして、左舷外側の23ミリ機関砲のカバーですね。内側のカバーならもっと小さいはずですし、前回の写真での位置関係が動いていないなら木箱の陰に隠れて見えないはずですから。
 結構はっきり写っているので、砲口カバーのディテールがよく分かります。補強板が一部にかぶせてあること、そして機体に装着する時はネジで留めるらしいことも見て取れます。それからよく見ると、画面向かって右、カバーの後端の形状が、上のパネルの下に潜り込んで固定されるようになっていることも分かります。つまり前回の写真の記号で言えば、このカバーBが先に機体側に取り付けられて、そこに上から被さって、溝にかみ込むようにパネルDが取り付けられるというわけです。