広げよう2000万署名 釧路市桜ケ岡支部
雪の日も、風の日も―。北海道釧路市の日本共産党桜ケ岡支部は、毎日のように戦争法廃止の2000万署名を呼びかけ、2月1日までに人口の3割を超す2270人から集めました。桜ケ岡地域は市の南東部。太平洋に臨み、かつて炭鉱城下町として栄えました。
1月下旬、スーパー前で、支部のメンバーと工藤正志市議が署名への協力を訴えました。
買い物に来ていた女性(33)は、昼とはいえ氷点下4・5度の気温のなか、3歳の娘に「待っててね」と声をかけてペンをとりました。「この子たちが大きくなったらどうなっちゃうのかなと思って。戦争法はダメです、廃止にしたい」と語りました。
一気にダッシュしよう」と900世帯ほどの後援会員に働きかけました。20人ほどの支部員が同級生や親せき、家に来た乳酸菌飲料の販売員にも署名を訴えています。地域の軒並み訪問では、初めて会う人も多くが署名しました。
創価学会員の男性(63)は、「安倍さんは戦争に引っ張っていくようなことばかりしているっしょ。公明党も自民党と組んでやるのはよくないね」と署名しました。「公明党を支持するのをやめる」と夫婦で協力した創価学会員もいました。
支部のメンバーはそれぞれの思いを込めて署名を訴えています。86歳の女性党員は、町内会や合唱サークルの仲間30人から署名を集めました。「私は戦後、混乱のなか中国からひきあげ、大変な思いをした。終戦前に父が亡くなり、母は3人の子どもを養うのにどんなに苦労したか。戦争だけは絶対にダメ」と語ります。