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アニバーサリー憲法63周年

2010-05-03 23:50:56 | 平和・9条
1947年5月3日、日本国憲法が制定されました。憲法制定記念日にあわせて全国で様々なイベントが行なわれていますが、大島よしえ都議の呼びかけで私、針谷みきおと伊藤和彦区議の3名で街頭宣伝に取り組みました。



「日本国憲法とわたし」とも言うべき感じでそれぞれ思いを話しました。はじめに伊藤和彦区議は昭和17年生まれ、自ら東京大空襲に遭遇した母親の体験をまじえて、憲法9条をまもることの重要性を訴えました。



私は憲法25条の生存権の大切さとそれを暮らしに生かす話をさせていただきました。4月14日、西新井文化ホールで映画「いのちの山河」が上映され1600名の区民が視聴された岩手県沢内村の高齢者と子どもの医療費無料化の取り組みで、日本初、乳児死亡ゼロを実現した深沢まさお村長と憲法25条生存権保障について紹介しました。



沢内村が国保の10割給付に踏み切ったとき、厚生労働省は「国民健康保険法違反の疑いがある」と妨害してきました。村の議会でも同様の議論がなされました。このとき深沢村長は「それはあるいは国民健康保険法に違反するかもしれませんが、末端の法律はともかく、少なくとも憲法違反にはなりません」と主張、「またこれをやらなければ、経済的に困っている村の人たちは憲法が保障している健康で文化的な最低生活すら守れない」として、ついに厚生労働省の妨害を撥ね退けました。
まさに、憲法25条生存権の具現化です。そののち、沢内村で何がおきたでしょうか。



沢内村の国保被保険者一人当たりの年間医療費は、60年当時は県平均を30%ほど上回っていました。67年に県平均まで下がると、76年には県平均より20%前後も低く抑えられるようになっています。住民参加の保健活動が浸透し、医療費の心配がなくなると、初期医療が充実し重篤化が防止でき、結果として医療費も大幅に引き下げられたのです。
深沢村長の名言集を4月14日のブログで紹介したのでぜひ、そちらをご覧下さい。

大島よしえ都議は憲法前文と国民主権について、沖縄普天間基地の無条件撤去しかないこと、海兵隊は日本を守る軍隊ではないこと、国内に米軍基地をおいておくこと自体、憲法の平和原則からみればおかしいことであり、今こそ憲法を守り、発展させることが求められているとむすびました。聴衆を呼びかけていませんでしたが10名程度が聞いてくれました。