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また、学校つぶすの?

2009-03-18 23:52:49 | Weblog
3月12日の文教委員会に西新井、関原、本木地区の小学校3校、中学校1校を適正規模、適正配置の対象として統廃合を視野に入れた検討素材として発表。
具体的には本木東小学校、千住第5小学校、栗原小学校、第7中学校を対象としています。


平成13年に統廃合された入谷南小学校

足立区は古性区長時代の平成3年千住第一小学校と千住旭小学校を統廃合したことをかわきりに2度にわたる統廃合計画で20校を統合して10校を廃校してきました。
統廃合がもたらす弊害については、私のホームページに入谷南小学校の統廃合の議会論戦で明らかにしてあります。
たとえば、当時の入谷南小学校は96年、97年の二年間、区教育委員会から小規模校の研究指定校として「教育研究」を実施、全国的にも教訓となる「教育研究」を発表しています。それによると
①全教師と子どもの関係が密になり、校長先生をはじめ全教師が子どものことを知っている。学習が遅れている児童への個別指導がしやすい。
②異年齢同士の子どもの関係が密になる。様々な全校行事を通じて全学年の交流が深まり、社会性もついてくる。
③児童一人一人が「主人公」として「個性」を発揮できる。
教育は子ども同士、教師と子ども、地域と学校が連帯して人間として成長を保障するものです。小規模校、過小規模校の教育のメリットを正しくみることも大事です。
④授業や行事の計画が立てやすいなどの利点を生かし、今こそ30人学級の実現ですべての子どもに行き届いた教育が求められているのです。


入谷南小学校の最後の卒業式

ところが区教委は「経済効率」「過少規模校ではこどもの社会性が育たない」などの理由を口実に統廃合をすすめていますが、何よりも学校統廃合は地域コミュニティの分断と後退をつくりだす構造改革路線の流れであることには変わりがありません。世界経済危機の原因が新自由主義・構造改革にあったことは明らかであり、学校統廃合は見直すべきではないでしょうか。