今日2月23日は旧暦の1月16日。
沖縄では『ジュールクニチー(十六日祭)』が行われていることでしょう。
ジュールクニチーはあの世の正月に当たる日で仏前に料理を供えて先祖を供養します。
この沖縄の行事の事を知ったのは数年前に本部半島北部の備瀬の海岸でウニ取りを教えて貰ったご夫婦を翌年お訪ねした時。
ご主人が「今日はジュールクニチー(十六日祭)で女房は那覇の実家に行っているよ」
続けて「女房の父親が昨年亡くなったので、今日はあの世で初めて迎える正月さぁー」とお話しされました。
そう言えばその日、滞在していた名護のマンションから備瀬に来るまでの間に道路沿いにあるお墓で、お参りしている人たちを何組か見掛けたなと思いました。
また、沖縄では今も旧暦で行う行事が折々に残っています。
旧暦の1月1日、漁師さん達は漁船にたくさんの大漁旗を飾り付けて祝います。
そして、祖先崇拝の強い沖縄ではご先祖を供養する風習が強く残っています。
本土の清明の頃には『シーミー(清明祭)』。
ご先祖のお墓の前に親族一同が集まって、持ち寄った重箱入りのご馳走で会食が執り行われます。
沖縄に滞在していると、本土にない風習を見聞きすることがあります。
これも、沖縄生活の楽しみの一つです。
今日は『ジュールクニチー』。
写真は花壇の遅咲き日本水仙。