一昨日、一番難儀な庭仕事、松の芽摘みを終えました。
隣の庭に入っている庭師さんも以前言っていました「わしゃ、松は好かん」
本当に松は手の掛かる庭木です。
今年も新芽が伸び放題。
一年放っておくと倍々ゲームどころでは無く、一本の新芽から翌年は五本くらいの新芽が出て手が付けられなくなります。
樹形どころではありません。
足場の悪い植え込みの中で脚立にのって、てっぺんは木によじ登って、片っ端から新芽を掴んで折って折って、引っ剥がして、ねじ切って。
後処理も大変、摘んだ芽や枝は『燃えるゴミ』で出すためにビニール袋に詰めます。
100円ショップで買った90リットルの袋、12個になりました。
ゴミ出しもひと月掛かりです。
この時季、思い出すのは数年前に亡くなった盆栽好きだった友人のこと。
松の芽摘みを『ミドリ摘み』と言って、将来の樹形を想像しながら剪定をする楽しみな作業ですよと話していました。
が、そんな優雅で悠長な作業ではありません。蜘蛛と毛虫と松葉のチカチカとの格闘です。
昨日、沖縄・奄美が梅雨入りしたと気象台の発表。
このプレッシャーの掛かる作業、梅雨入り前に終わってよかった。