母屋の解体工事が今週末よりようやくスタートする手はずになりました。
母屋は築100年を超す古い家で、たくさんの不用品、死蔵品の整理に毎日追われています。
そんな中、整理をしていた女房が長男の七五三の時のお宮参りに履かせた草履を見つけ出しました。
そして、そう言えばそんなことがあったねとお宮参りのエピソードを二人で話し笑い合いました。
それは、長男が5歳の時の七五三。
当時は小倉に住んでいて小倉城内にある八坂神社にお参りに行ったのですが長男は着慣れない袴に草履で私たちの後を遅れ気味に境内を歩いて付いてきていました。
そんな遅れ気味だった長男の足取りが、えらく軽くなったなと思って振り返ると息子の歩く遥か後ろに脱ぎ捨てた片方の草履が転がっていました。
片足の草履を脱ぎ捨て片足足袋で私たちの後ろを追っていたのです。
よほど草履が歩きにくかったのでしょう。出てきたのはその時の草履です。
今は靴の大きさ30センチのデカ足になっていますが七五三の草履は私の手に平に入ってしまう可愛らしい寸法です。
昔々の思い出です。
あの頃、私たちは若かった。